あなたは、亡くなった人と一度でいいから会いたいと思ったことはありませんか?

 

もし死者とVR上などで再開ができるとしたら、あなたは会いたいですか?

 

こんにちは!ぴのです。

 

子どもを亡くした親が、バーチャルリアリティで亡くなった子供を蘇らせて会うという

韓国のVRドキュメンタリー「Meeting You」の存在を知りました。

 

もし、親がバーチャルリアリティを通じて亡くなった子供に会う機会があったら、あなたは体験しますか?

 

 

2016年、韓国の4児の母であるチャン・チソンは、3年前の秋に7歳になる第3子のナヨンを亡くしました。

その3年後、テレビのドキュメンタリー番組のため、ナヨンちゃんがVR(仮想現実)になって再現されることになりました。

 

その時の様子は、こちらで見ることができます。

 

 

 

 

 

7歳で亡くなった娘のバーチャルな再現と母親との涙の「再会」に母親は、

 

とても幸せな時間だった。

 

楽園とはここのこと。

 

そう語っています。

 

何もない空間(バーチャルの娘)を、一生懸命抱きしめようとする母親の姿は、とても切なく涙が止まりませんでした。

 

新しいテクノロジーの「創造的」な使い方を称賛する人もいれば、「感情的に操作的」だと批判する人もいました。

 

寄せられた意見に考えさせられました。

 

悲嘆に暮れる家族にとって、それはどの程度有益か、あるいは有害か?

 

もし本当にそれが彼らの悲しみを助けるのなら、そうしたらいい?

 

同時に、彼らの否認(我が子の死に対する)の段階を長引かせ、残された人々の苦痛を長引かせる問題は避けらないのではないか?

 

母親が子を失うほど、辛くて苦しいことがあるでしょうか?

 

どんな苦しみも耐えます!

子どもの命を奪われる地獄だけは勘弁してくださいと願う母親は多いと思います。

 

私は、このプロジェクトに賛成します。

 

大切な人を亡くした人は、後悔の気持ちを多少なりとも持つものではないでしょうか?

 

自分には、もっと出来ることがあったのではないか?

 

どんな気持ちで行ってしまったのか?

 

今、どこでどうしているの?

 

ありがとう!愛しているという気持ちをちゃんと伝えたい。

 

会いたくて会いたくて、眩暈がするほど会いたくて!

 

 

 

VR(仮想現実)で恋しい人に再会し、

もう一度、伝えられるチャンスをもらえるとしたら

私は、体験してみたいです。

 

どうにもコントロールできない悲しみや苦しみ、喪失感が

一時的であっても軽くなるのであれば、素晴らしいことだと私は思います。

 

 

 

マイクロソフトは2020年12月に、亡くなった人の画像や音声データ、ソーシャルメディアの投稿やEメールなどを用いた、AI(人工知能)で稼働するチャットボットを構築するテクノロジーの特許を取得しました。

 

故人が利用していたウェブ上のデータを用いて、

チャットボットをつくるものだそうです。

 

どんな口調で、どんな言葉を使い、どんな反応をして、どんな会話をしていたのか。

 

過去の通話データやメール、SNSなどから、そうした情報を拾いあげ、その人となりの一端をチャットで再現することができるといいます。

 

日本でも2019年のNHK紅白歌合戦に、歌手の故美空ひばりさんがAIとCGで蘇えり話題を呼びました。

 

ファンからは、また会えて歌声を聴けたことへの感動、当時に思いを馳せて懐かしく幸福感に包まれたという声や、

死者への冒涜だとして混乱・非難する人もいて賛否両論説が広がりました。

 

バーチャルなゲーム世代で育った人たちは、あまり違和感を感じないのかもしれませんね。

 

モーションキャプチャーなどの操作ができる方は、自分で自分や故人のアバターを創るようになるかもしれません。

 

テクノロジーを活用し、死者の“人格”を復活させる取り組みは、色々なところで広がっているようです。

 

今後どのように社会の中で普及していくか気になるところです。

 

死者を蘇らせることで人の心を癒やす反面、

新興宗教や悪徳商法の弱みに付け込んだ怪しいビジネスに注意しないといけませんね。

 

「死んだ人にもう一度会いたい」という想いを叶えるテクノロジーを活用した方法、凄いと思います。

(費用がかかり過ぎて、一般人に広がるのはまだまだ先の話になるかもしれませんが?)

 

 

今後AIカウンセリングに、人間のカウンセラーやセラピストは負けてしまうのか?

 

「わざわざカウンセリングに行かなくても、AIに相談すればいいじゃん?」と利用者は思うようになるのか?

 

心理職はそうならないように研鑽したいですね。

 

AIは、相談内容をデータを細かい要素に分解して、客観的に的確に回答を出してきます。

 

しかし、相談者が言葉にする内容は必ずしも的確なものとは限りません。

 

カウンセラーが細心の注意を持って気づく、言葉の裏に隠れている気持ちや表情やしぐさでわかる本当の気持ち。

 

やはり、人の複雑な感情を読み取り、共感的な安心感を与えらられるのは人間。

 

そう思いたいところですが、

微妙な心のひだを正確に読み取るAIツールができそうですね。

 

AIに飲み込まれず、AIツールを自分の仕事に上手く利用できるように力をつけたいと強く思います。

 

 

最期までお読みいただき、ありがとうございました。

 

素敵な1日をお送りください。