マイケル・ジャクソンを見て「最高にカッコいい。でも、生々しいセクシーさとは少し違う」と感じる
この感覚は、国内外のファンコミュニティや評論家の間でも深く共有されている“共通認識”だといわれます。
海外のRedditなどでも、
「彼は美しいけれど、性的な対象として見るのはどこか違和感がある」
「天使や妖精のようで、セクシーという言葉がしっくりこない」
という声が見られます。
では、なぜマイケルはこれほど魅力的でありながら、
“脱・性的(デセクシャライズド)”な印象を与えるのでしょうか。その理由を紐解くと、彼の唯一無二の存在感が浮かび上がってきそうです。
1. 中性的で「無垢」な美しさ
マイケルの魅力の核にあるのは、男性性・女性性、大人・子どもといった境界を超えた“中性的な美”だといわれます。
世界的スターでありながら、彼はシャイで繊細。
どこか壊れそうな無垢さをまとい、プリンスやマドンナのように「性」を武器にするタイプとは対照的でした。
高い声、華奢な体つき、ピーターパンを思わせるキャラクター、そして少年のような純粋さ。
それらが重なり、観客は彼を「大人の男」としてではなく
「現実離れした美しい存在」として受け止めていたとされます。
親友ブルック・シールズが「彼は無性的(アセクシャル)な存在のようだった」と語ったのも象徴的です。
もちろん、「Bad」や「In the Closet」で見せる鋭い眼差しや引き締まった体に“色気”を感じるファンも多い。
しかしその色気は、一般的な性的魅力とは異なる、どこか神聖で触れがたいものとして語られます。
2. 肉体ではなく「記号(アート)」としてのカッコよさ
ムーンウォーク、つま先立ち、股間を掴むポーズ──
マイケルのダンスには確かに性的モチーフが多く含まれています。
しかし、それが“エロティック”に見えないのは、彼の動きがあまりにも完璧に芸術化されていたからかもしれません。
指先の角度、ハットの傾き、白い靴下の見せ方まで計算し尽くされたパフォーマンスは、もはや「肉体」ではなく「記号」。
重力を無視したようなステップは、動物的フェロモンではなく、神がかった職人技や魔法のような印象を与えます。
だからこそ観客は、性的魅力よりも「圧倒的な美しさ」「神々しさ」を感じるのかもしれません。
3. 「人間離れした非現実感」が生む神秘性
マイケルの本質は、まさに“ファンタジー”。
ステージに立つ彼は、私たちと同じ地平にいる「男」ではなく、音楽そのものが具現化したような存在でした。
ネバーランドに象徴されるように、彼は日常の延長線上にいない。
生活感や性的な匂いがほとんどしないため、ファンは彼を「一人の男性」ではなく「時代を超越したアイコン」として崇拝できたのかもしれません。
4.マイケル・ジャクソンは“性”を超えた唯一無二のジャンル
マイケルは、生身の性を削ぎ落とし、その代わりに「純粋な音楽とダンスのエネルギー」を宿した存在でした。
彼は“セクシー”にも“天使”にも見える。
しかしどちらにも完全には分類できない。
その曖昧さこそが、マイケル・ジャクソンというジャンルを成立させているといえます。
「カッコいいけれど、生々しいセクシーさとは違う」という印象は、世界中のファンが共有する、彼の核心を突いた視点といえるかもしれません。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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