病は気からとはよくいったもんだ。

私、今回の人間ドッグから手術までの半年間。

まぁよく風邪を引いた。

今までは年に1度かかるかかからないかぐらいだったのに、

この半年で風邪を3回、初めてのインフルエンザを1回と、よく寝込んだ。

久しぶりに口唇ヘルペスもでてきて、もう何か月か経ってるのにまだ治らない。

明らかに抵抗力が落ちている。

気分がめいると抵抗力もおちるんだな。


このままでは他の病を発症しそうだ


と何度思ったことか。

気を強く持つことが一番大事なのかもしれないな。

何が一番気が重いかというと親への告知。

嫁にも行かず、実家暮らしの35歳の娘が手術なんて!

そもそも人間ドック要再検査の時点でそんな深刻に捉えてなかったので親には伝えてなかったんです。

総合病院で手術と診断を受けた時点で、親に言わないといけないなぁ。とぼんやり考えました。

できるだけ親の機嫌のいい時に!!


である日の夕食後、ちょっと話がある。

と紙に図を描きながらゆっくり説明しました。

父は「悪いんだったら取ってもらったらいい。」

母は話の途中で「悪性なの?悪性なの?」と聞き、悪性ではないと伝えると、

「うちの家系ではないわよね。。。」

エラーです。

やっぱり遺伝系を心配するんだな。


思ったよりすんなり了解してくれてよかった。

で、当初父に立ち会いをしてもらおうと思ったんだけど、(父はもう定年してます)

もし、もし万が一にでも卵巣全摘にするかもしれなくて、私は手術中で麻酔で眠ってて判断を父にってなったらどうだろう?と思い、家事その他もろもろと忙しい母にお願いすることにした。

ま、後日全摘はありませんと確約をいただいたんだけど。

手術の衝撃からしばらくして、気になるのは術式。

どれだけ傷が残るんだろうか。

だってだってこちとら、とうが立ってても女の子なんだもん。

手術跡は残らない方がいいし、目立たない方がいい。

で、ミスズ先生最初の説明は


「おへその下を5センチぐらい切って、後は器具を入れる穴が3か所になります。」



卵巣腫瘍(卵巣嚢腫)の記録-術式(旧)

穴が一つ小さいのは、先生が書いてくれた図がないんだよねぇ。

確か書いてもらったと思うんだけど・・・

なので、多分こんな感じ。

でもこれって過去に手術経験のある人たちはこんな方法でした。

「ビキニラインに傷跡があるからパンツで隠れるよ!!」


で、先日術前検査及び説明に行ってきたんだけど、


「おへそをのところを2~3センチ切って、後は器具を入れる穴が3か所になります。」



卵巣腫瘍(卵巣嚢腫)の記録-術式(新)

あ、あれ?変わってる??


下を切ると思ってたんですけど・・・


「こちらになりました」


ま、まぁこちらとしてもおへそだったら傷跡も目立ちにくいしいいんだけど、

術式変わってしまうのね。

で、実はこれ調べて知ってました。

単孔式って言って、おへそだけ開けてそっから器具も何もかも入れて、傷跡はおへそだけって術式があることを。

私のは器具を入れる穴をあけるから旧式(と勝手に決める)と単孔式のハイブリッドだわね。

しかし、ほんの2か月で術式が変わるのかな。

そういや執刀医はミスズ先生なんかな・・・

つーか、ハイブリッドの時点で単孔式の練習である感じもするな。


「ただしヤマギワさんの場合大きいので中身がうまく出なかったら下腹部も切る可能性があるのでご了承ください。」


ぎゃ!!

ハイブリッドじゃなくてミックスになる可能性がでてきたわ!!

ま、まぁ最初から下腹部だと思ってたからいいだけどもさ。

できたらおへそだけでお願いします。



手術まで2か月。

知らなければ全然気にしないのに、知ってしまったからにはネジレナイように最大限の努力をしないといけない。


ときどきやってた腹筋をやめる

運動なんてなおさらできない

おなかぽっこり

なんか太ってない?←イマココ


そりゃ体を気遣って何もしないんだから太るしかないよねぇ。

で、ふと思った。そういや何年前かおなかがぽっこりでて腹筋してもへっこまないなぁと思ってた。

これってもしかして私の嚢腫ちゃんのせいなんじゃないの?

取ったら、すっきりスリムボディなんじゃないの?


診察初日ミスズ先生は言った。


「ま、取ったからといっておなかへこむほどじゃありませんけど。」


あれ?

じゃこのぽっこりおなかはなんなんだろう。


答. 老化


ま、これは実際取ってから判別してやろうじゃないの。



さて、ネジレルノコワイですが、ある日ふと思った。

私のMRI画像を精密に再現したので下の画像をどうぞ!



卵巣腫瘍(卵巣嚢腫)の記録-MRI腹部輪切り


上がおへそ。青い部分が嚢腫ちゃん。

黒くぐしゃぐしゃっとしたのがなんかの内臓らへん。

お腹ん中腫瘍ちゃんでいっぱいじゃん!!

これって、これって逆にネジレルスペースなくね?

ネジレル方が奇跡的っていうか・・・。

え?逆にこれ取ってもおなかへっこまないの??

こんなにぎっしり入ってるのに??

あ、1枚書いて興に乗ったので縦の輪切りも載せちゃうわね。


卵巣腫瘍(卵巣嚢腫)の記録-MRI腹部輪切り縦

これ左がおへそ側ね。

青いのが嚢腫ちゃんで下のグネーってしてるのが子宮。

・・・・子宮超追いやられてる。

しかもこの嚢腫ちゃんの大きさから言って、私妊娠してるって言ってもいいのかもしれない・・・

子宮すっげー狭いことなっちゃってるけど!


と、まぁネジレル恐怖が全くなくなることはないけど、可能性はとて低いんじゃないかな、と結論つけたので

相変わらず運動はしないけど、日常生活でいろいろ注意をするのをやめた。

ネジレたらそんときだよね。

さて手術と分かったからにはすることは、まず会社へ休職について。

今回1週間の入院と2週間の療養だから、有休でまかなうことにする。

こちとら勤続10年以上。有休はつねにMAX。毎年有休は消えてく一方。

しかし思わぬ誤算。

どこの会社もかはどうかは分からないが、有給がつくのが4月1日。

3月末までなら4月に新しく10日つくのに、ついた途端20日使う予定。この1年心ぼそい・・・


手術が決まった時点で上司へ話し、仕事が忙しくないしゆっくり治してください。と了承を頂く。


さてあとはお金の問題。

他の方のブログで高額医療費の申請という文字を見かける。

会社の健康保険組合を調べると


・健康保険限度額適用認定証交付申請書

・高額療養費資金貸付申込書


これのどちらからしいことがわかる。

電話で問い合わせ、「健康保険限度額適用認定証交付申請書」を前もって申請しておくことで

退院時の支払いが8万円となり(ベット費、食費を除く)本人負担の限度までしか払わなくてなるらしい。

「高額療養費資金貸付申込書」は全額支払った後戻ってくる申請なので、今回のように事前に分かっている場合は前者になる。


そして保険。

私は外資系の医療保険を掛け捨てで25歳ぐらいから入ってて、何年か後に女性特約を付けていた。

私の試算では

手術費 一律10万円

入院費 5000円×入院日数

女性特約 5000円×入院日数

7日間の入院予定なので17万円降りる予定。


この話を帝王切開で保険が下りた友人と話をしていたのだが、保険は数年ごとに見直した方がいい。

私が入ったころは入院1日目からの給付が花形だったが、今は通院が主流。

そして高度医療に適用されるのがいいみたい。

ガン治療なんて通院がほとんどらしい。

今回保険つかっちゃうけど、またほとぼりが冷めたころ見直そうと思う。

余談だが、帝王切開って開腹するのに病気じゃないから保険金少なくってびっくりした!


保険会社のHPから申請書を取り寄せて、保険証のコピーと保険会社指定の診断書(というか内容証明?)を病院に記載してもらって保険が下りるみたい。入院日数とかいるから退院後の手続きになる。

今回激痛後で緊急手術じゃないから術前準備できるとこが、よかったなぁ。

ミスズ先生、聞いたら答えてくれるんだけどちょっと足りない…

ってかこっちは聞くこともわかんないから、わからないことばかり。

この後に書くことは私がネットで調べたりして自分で結論つけたものだから、そういうものだと思ってください。


卵巣嚢腫。

卵巣はご存じのとおり子宮の両側にあるアーモンド、親指大の2対の臓器。

活発に細胞分裂を起こしており、そのためエラーも起きやすい。

そのエラーが勝手に子供を作り出してしまうというもの。

もちろんエラーなので不完全で、髪の毛や歯といった部品が中にある脂肪の塊。

発覚は妊娠初期の腹部超音波や茎捻転を起こしての激痛、そして私のようななんらかでの腹部超音波をして、というもの。

自覚症状が全くないのですごく大きくなることもあるらしい。

そして発症者の4人に1人は両方に発症。結構率が高い。

先生が言った通り、5センチ以上が手術の目安。茎捻転を起こしやすくなるからだ。

そもそも親指大のものが私の場合握りこぶし大になってるんだぜ。びっくりするよなぁ。

茎捻転というのは卵巣を支えている卵管が大きくなった卵巣が動いたはずみでねじれて血流が止まり激痛が走るという。場合によっては卵巣が壊死しちゃうから緊急手術となる。最悪全摘。


で手術は腹腔鏡手術が一般的。

何らかのガス(二酸化炭素と言ってたような・・・)でおなかをふくらませて、卵巣を切ってエラーの部分脂肪とかその他もろもろを取り出して、卵巣を縫って終了。ちなみに卵巣の皮?はそのまま縫うのでビロビロとしちゃうらしい。中身は親指大なのにこぶし大までのびた皮はそのまま。

勝手な私感では再発の可能性があるから小さくする必要はないのかなぁ・・・

一応全身麻酔になるので親族の立ち合いはしてほしいとのこと。


画像検索をしてみたりしたが、結構グロい。確かに髪の毛が入ってる。

私のには果たして何がはいっているのか?

実は結構楽しみだったりする。


卵巣腫瘍と最初聞いたときはチョコレート嚢胞がまっさきに浮かび、診断まではそっちをずっと調べてた。

あれは子宮内膜症が飛び散ったものが卵巣でおこるものらしい。

腹部超音波ですぐ「卵巣嚢胞」と診断をしたから、チョコレート嚢胞は見て分かるぐらい形状が違うんじゃないかと思う。卵巣嚢腫は丸くてつるんとしてる。チョコレート嚢胞は違うのかもしれない。


MRIの結果をプリントしたものをくれて、あ、これもと渡してもらった紙がもうひとつ。

手術の説明を書いてたからメモ紙かと思ってたけど…


「検査情報詳細」って書いてあるよ。

SCCとかCEAとか・・・なんやろ?

とさっそく調べてみると、「腫瘍マーカー」。

ガンとかの検査で出てくるようなやつやん。

こんなん調べてたんだ、問題がなかったからと言っても何かぐらいかは教えてよ~。

ま、内容はいわゆる正常数値内。

その中でもCA19-9の数値がやや高めと思ったら嚢腫には高めに出るらしい。

ふむ。セオリー通りだな。


さて次はMRIの「画像診断報告書」これは見ながら説明してもらったから全然いいんだけど、

なんか英語(ドイツ語?)書いてあるやん。それ実は説明と違ってるかもよ、と思って。

先生が書いた「Dermoidcystの疑いあり」これ、なにさ?

ネットって便利だよねぇ。玉石混合だけど選べばちゃんと情報が得られる。

でこれ


良性 (非がん性)の胚細胞腫 精子 または卵子 作り出す 細胞 発生 する腫瘍 )の一種 で、しばしば髪、筋肉 、骨など、いくつかの 異な 種類 組織 を含む。「mature teratoma 成熟奇形腫 )」とも呼ばれる


ふむ。ちゃんと説明どおりだ。ミスズ先生、あんた間違ってないよ!←失礼


子宮には特記すべき異常所見は見受けられません。


よし。

しかしこの私の嚢腫ちゃんの右と左で中身がちがうな。

多房性嚢胞性腫瘤と単房性嚢胞性腫瘤って書かれてるぞ。

これ次回聞かないといけないな。


その場で気づいて聞いたこと。


腹水ありって・・・


「女性は生理がありますので、一時的にたまることがあります。」


とにかく問題は(嚢腫以外は)ないみたいだ。

とりあえず一安心。

嚢腫だけに集中すればいいみたいだ。

MRIの結果を見ながらの手術についての説明。


「えーと、前回の時もしかしてと思ったんですけど、両方にありますねー。」


PCに映し出されたMRIの画像。

思った以上に滑らかに映し出されている。

それ以上に見間違うことのない丸い物体が2つ・・・


「で手術はいつにします?」


もうこのときは手術をすると決めていたのでだいたいの目星をつけてた。


4月のこのあたり・・・いいですかね?


「いいですよー。まだぜんぜん予定ありませんからー。じゃとっておきますね。」


カタカタカタとPCへ予定を打ち込む。


「じゃあとは手術前に検査がありますので。」


と指した日付は2か月後、手術は2か月半後・・・長いな。


「手術まで間もありますし、なんでも聞いてください。」


正直両方がショックで何にもでてこない。

あ、そうだ一応手帳に聞くことメモしてた。


手術後の自宅療養期間はどれぐらいですか?


「2週間ぐらいですね」


今後の妊娠と出産は?


「大丈夫です。手術してから出産されてる方はたくさんいます。

今後妊娠出産するためにも手術をするんです。」


費用は?


「あーー、受付に聞いてください」


診断書書いてもらえます?


「保険用の?」


いえ、会社へ出さないといけないんで・・・


するとまたPCへ


病名:両卵巣腫瘍

診断:上記病気のため4月○日に手術をし、前日入院、1週間の入院後1か月の自宅療養とする


という内容をさっと打ち込み


「これでいい?」


と確認するとプリントアウトしてOK。

はー、お手軽なんだなぁ・・・


「じゃあ次は先だけどそれまでは安静に過ごしてください。」


あのーもし、激痛が来たらどうしたらいいですか。



「病院に連絡ください。」



ごくまっとうな答え。


受付で費用は17万円です。と教えてもらう。

17万円正直安いと思った。

しかしこれ、入院のもろもろの費用は入ってるんだろうか?

次回聞くにしてはずいぶん先だわ!


とこれから2か月の「ネジレルノコワイ」生活が継続となる。

診断から3日後。

私はMRIの台の上にいた。

なんかすごいうるさいとか、話は聞いてたのよ。うん。

実際、ほんとうるさいね。

あれで寝れる人はすごいわ。

一応ヘッドホンからオルゴールが流れてはいたけど、全然意味なし。

のれんに腕押し。

ぬかにくぎ。

あの、円筒形の筒状の機械の中に入るんだけど、ふっと目をあけると目の前がその壁で閉所恐怖症が出るかと思った!

ぎりぎり目を上にすると空いてる空間が見えたら「大丈夫、閉じ込められてはいない・・・」と暗示をかけて

1時間ぐらい耐えた。途中造影剤を入れるため注射をされたけど、副作用もなく。


さてMRIの結果が1週間後。

ミスズ先生の診断となります。

総合病院というところに行くのは実は初めて。

私、町医者しか行ったことがないのよね。

最寄婦人科が取ってくれた予約票には時間と担当医の名前。

ミスズ先生・・・女性か・・・

最寄婦人科はオッチャン先生やったからな。

内診は逆に女性の方が手荒と聞く。

再び内診の覚悟を胸に、総合病院へ。


受付からみんな感じのいい人ばっかり!

そしてシステムがすごくてびっくりする。

まず総合案内で予約票を出すと診察券を作りますので写真を撮ってください。と診察券に写真!

支払いは機械で一括!カード可!

電子カルテでPCで一括管理!

いやー総合病院ってすごいなぁ!


さてさて、そんなこんなで予約時間を少し過ぎてようやく診察。

なんと内診なし。

過去2回されたように腹部超音波でぐりぐり。

何枚か写真を撮って終了。


診察室にもどり座ると


「手術ですね。」


!!!!!!!!!!!!!!!

いきなりーーー!

ミスズ先生さらっと言ったよーーー!


「卵巣嚢腫といって卵巣の中に、ほらここ(画像を見ながら)髪の毛のだと思います。脂肪やらがたまっている状態です。」


「ヤマギワさんの場合、10センチと大きいのですぐ手術です。」


「腹腔鏡手術と言っておへその下を5~6センチ切って、あとカメラや器具を入れるための穴が3か所。傷跡も小さくなります。」


え、薬で小さくなったりしないんですか?


「小さくなることはないですね。普通手術の判断は5センチなんですけど、これだと他の病院に行っても一緒ですよ。」


「悪いとこだけ取って正常な部分は残す手術になります。」


すぐ手術って、私いろいろ・・・


「あ、でも今からだったら3月中旬以降の手術になりますねー。

春にはやりましょう!(にっこり)」


え、まだ1月なんですけど・・・決めれないです。


「ま、今日は決めれないですよね。次回MRIを取りますのでその時に決めましょう!」


という訳で年末には「腫れてたもの」が「手術で取るもの」に進化しました・・・