実は、私の母も不妊治療をしていました。


多嚢胞卵巣症候群の診断基準の歴史は浅く

それが日本にいつ採用になったかは分かりません。


なので、現在60代の母が

過去に不妊治療をしていたときは

多嚢胞性卵巣症候群という診断がついておらず、

2024年現在、

何故不妊だったのかさえわかりません。



母は、

長女

長男※出産時年齢24歳※

次女(私)※出産時年齢33歳※

を産みました。


長女の時は大きな問題はなかったみたいですが、

長男がお腹に入った時に、切迫早産になりかけて入院。

次女である私がお腹に入った時は、前置胎盤で入院。


そして、次女(私)の出産の時に

医師からの父へ言ったこと…



『母子共に危ない状態です。

奥さんと赤ちゃんと、

どちらの命を助けますか?』



父はそれを経験しているので

出産までと出産後の怖さを人の倍以上理解してます。



私が採卵後のOHSSになり、

心筋梗塞や肺塞栓症や腎不全になりかけ、

胸水が多量になったせいで

無気肺になり呼吸器障害まで呈した時、


父は

母の出産時と被ったみたいです。



『そこまでして(命を犠牲にしてまで)、

子供を作らなあかんか…』




子や孫の顔をみたい反面、

大切な人(妻や娘)を失うかもしれない。


そのような葛藤があったんだと思います。



The 昭和人 な父(亭主関白で頑固)に

そういう思いがあるのを後に聞いて

心がジーンとなった1日でした。