入院三日目のことです。

 

娘が天国へ行きました。

 

 

 

午前中にいよいよ陣痛促進の薬を入れるということ。

 

そこから3時間おきに薬を入れていく予定なので、旦那さんに連絡をしていいよと言われました。

夫は自転車ですぐに駆けつけてくれました。

 

 

夫にも先生から状況を説明してくださり、あとは二人で他愛もない話をしていました。

 

不思議なことに、もうすぐ娘に会えるということが私たちの気持ちを少し明るくしてくれていた気がします。

 

まだ薬を入れたばかりということもあってか、先生と助産師さんもずっと近くにいてくれて、話をしていました。

 

 

 

 

 

そしたらあっという間、薬をいれてたった40分程のことです。

 

破水、そして間もなく、ほとんど自然に生まれてきてくれました。

 

 

 

 

いきみたい感じある?突っ張ってる感じある?と聞いてくれていましたが、正直よくわかりませんでした。

 

我慢できないほどの痛みでもなかったですし、どちらかというと緊張していました。

 

あとは昨日から入れっぱなしだったバルーンと海藻の違和感の余韻がかなり残っていたのもあったと思います。

 

 

今になって冷静に思い出すと、お腹も痛いし、小股のつっかえる感じもあったなとは思いますけど。

 

 

 

 

 

私的には、まだ数時間少なくとも二回目の薬は入れることになるのだろうと思っていたので、怒涛の展開となりました。

 

その後になにかの麻酔をしてもらったり点滴してもらったり、一瞬記憶はとんでます。

ですが、胎盤の出る所まで無事に終わりました。

 

 

 

 

 

一連の処置を終え、ちょうどお昼頃。

とても空腹は感じませんでしたが、おにぎりを用意してもらったので、いただきました。

夫は、緊張で朝食がとれなかったとのこと、私のご飯をばくばくと食べていました。

 

助産師さんからも、どんな時でも食べなさいと言ってもらいました。

 

本当に優しい助産師さん達でした。ありがとうございました。

 

 

 

あとは、出血だったりをこまめに見てもらい、あっという間に終了です。

通常のお産も流れはこんな感じなのかなー。。。

 

 

 

 

 

そして、赤ちゃんに会うかどうかは、自分たちで決めていいと言われました。

 

会いたくなったらいつでも声かけてねと言ってもらえていたので、少し気持ちが落ち着いた数時間後に対面することにしました。

 

 

その話はまた後ほど。

 

 

 

我が子と対面して、葬儀屋さんとのお話を終えて、夫も帰宅していきました。

 

 

 

 

私も経験するまでは、痛いのかなこわいなという不安も大きかったですが、終わってみればあっという間でした。

 

確かに痛みもありましたが、私にとっての一番のストレスは二日かけて子宮口を開くための時間の違和感だったかなと思います。

 

 

あとは、なんといっても心が痛かったです。

 

 

 

 

もうこんな経験はしたくない、、きっとしないはず、、と思っていますが、そんなことは誰にもわかりません。

 

もうお腹に娘はいないという現実はどうしても受け入れがたいですが、この日は無事に終わってホッとしたのを覚えています。

 

 

 

 

そんな感じで分娩の日を終えました。