ウチでマシーネンクリーガー関連のアイテムを製作させて頂く場合、実際に金型製作に着手する前に著作権を持っていらっしゃる横山先生に「こんなのを作ってみたいんですがどうでしょうか?」とお伺いを立てます。ちなみにこんな行為は個別交渉に応じてくれるマシーネンクリーガーだから許されることであって、大抵の他の版権に関してはやったら駄目です。

しかし仮に許可を頂けたとして、色々設計とかした後になってから「ウチでは無理でした。この話は無かった事にして下さい。申し訳ございません」とかいうのはちょっとみっともないので、先に3Dデータを作り込んで部品分割位はしておいて、何とかなりそうな目途を立ててから話を持っていく訳です。

…ちなみに最初の「PKA改造パーツ」とかその次の「ノイパンコンテナ」とか更にその次のもその次のもその次のも…とかはいきなり金型を作っちゃって製品が出来てから横山先生に話を持って行ったので、色々とご迷惑をお掛けしてしまいました。金型屋のみんなは真似しちゃだめだぞ。

で、ようやく今回のモチーフの話に入ります。

久しぶりのマシーネンクリーガー関連商品は

1/20 ガンエッグ改造パーツ

です。

 

 今を遡る事3年ほど前、八王子美術館にて「横山宏のマシーネンクリーガー展 立体造形でみせる空想世界」が開催されました。その期間中にイベント出展のために上京していたので、イベント前日にお邪魔してみました。狙っていたものの一つがガンエッグです。

写真撮影OKな催しだったのでもう撮りまくりです(帰ってから確認してみたらこの角度からは何枚も撮っているのに、どうしてこっちの角度からの画像が無いんだよと凹んでみたり)。

画像を元にCAD/CAMでモデリングします。

良い感じかなと自画自賛。

データだけでは実際のボリューム感とかは掴みづらいのでケミカルウッドをNCフライスで切削してみます。

給弾ベルトはゴム板をハサミで切りました。

 

ここでようやく横山先生に話を持っていきます。

 

で、色々アドバイスを頂いた後でありがたくもラフスケッチまで頂戴してしました。

うっ…

気を取り直してモデリング。

給弾ベルトのディティールは実在の物を参考にしてみました。

この給弾ベルトの事も色々と考えてみたのですが、1/20のSAFSに合わせるとなると厚みがかなり薄くなりそうです。戦車の履帯(キャタピラ)みたいに直線的に繋げるのなら考慮の余地もあったのですが、3次元的にうねるような自由度で繋ぐ構造にするのには薄すぎると判断しましたので1コマづつ連結するとか云うめんどくさい案は速攻で却下して軟質素材で成形することにします。立体的なうねりをそのまま金型で作るのは難しい(ウチでは不可能)ので、2D上でのうねりだけはモデリングして後は樹脂の柔らかさに全てを任せます。

 

出来あがってきたのがコレです。

これが一昨年の年末ぐらいだったでしょうか…

その間何をやっていたかというとバルモビルと冷凍ショーケース(とその中身)の立ち上げに手を取られてしまいこんな時期になってしまいました。

部品点数は8点(1点はエラストマ樹脂製)、組立には接着剤を必要とします。また本キットにS.A.F.S本体は付属しません。

 

完成見本はこちら。

 

本体側とか塗装に関しましてはノーコメントでお願い致します(発売が遅れたのはこの塗装の所為で全然テンションが上がらなかったのも一因だったり…)。

 

今回も迷いに迷ったお値段ですが、

800円(税抜き)

とさせて下さい。金型2面でパッケージの箱があると中々お安く提供できなくて申し訳ございません…

 

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