今年の明治神宮でいただいた御言葉は「心」。
曾子の三省は有名ですね。「人のために忠実か」これは今の私にぴったりな言葉です。
「修養を怠っていないか」「友と交わって真実か」うぬぼれることなく自身を向上進歩させていきたいです。
「反省は修養の基、幸福の種まき」
最後の最後で波乱があった2017年、良いことと悪いことが同時に。
私自身、2017年はグローバルに目が向いていたのですが、国内施策あってのグローバルではないかと28日の夜、考えました。グローバルにいると国内政策に精通していても英語が話せなければどうにもならない現実の壁を見ました。日本では英語でネゴシエーションできる人が少なく、これは私のいる世界でもあてはまります。でもここに疑問を感じた2017年半ば。
それが日本の現状なの!?
グローバルで働いてみて分かったことは、英語ができる人は英語ができない人を相手にしないこと。
この1年間で職場で出会った有名な日本人は全員と言っていいほど、外国語に精通しており、グローバルで活躍しています。
反対に、2年前に所属していた医療政策の会での有名な人々の名前はほとんど上がらず。
何が違うのだろうと思って考えてみると語学力とグローバルでの経験値。
日本の優秀な若者には英語をだから頑張ってほしい。
と思っていたのですが、27日に高校の同窓生とあって話をしていた時に、「外国人は言葉ではなくちゃんと中身を見てるよ」とグローバルで働いたことのある同窓生が言っていました。もう一人の所属する会社は英語は通訳が付かないと言っていました。(英語はできて当たり前で、英語ができるからと言って特別扱いされない。言葉は手段の一部に過ぎない。)
といいつつも終盤は英会話の学習の情報交換会になって、モチベーションが高まりました。
ちなみに私は大学院で医療政策を学んでいました。
ここでの学びのおかげで幅広い知識が身に付き、頭が整理され、生涯にわたって付き合える友人もできました。グローバルでは私の取った学位は知られてないし(日本にしかも1校だけが使っている名称)、国内でも今の職場の人たちとか知らなくて、「誰が教えてるの?」と最初に聞かれた時には驚きました。担当の先生の名前を聞いても反応はいまひとつ。担当の教授は、国内の医療政策を動かし(誰でも知っている)、今も現役で活躍しているにも関わらずです。
医療政策の人たちの会に行くと私の大学院を知らない人はいないし、担当教授も超有名で、このような反応をされたのは初めてでした。大学自体は、国立で医学部もある歴史と伝統のある大学です。私のコースは今年で15年目ですが、それでもこの分野では先駆けだと思います。
その時、日本はグローバルでみると小さな島国で国内の大学院なんてこの人たちは相手にしてないんだなって思いました。
長い社会人経験で初めて「日本語のことを聞いてもいいですか?」と質問されること数回。いや、毎日かも。
今どきの若者の問題ではなく、同じ年代の若者で完ぺきに日本語を使いこなしている人もいます。
グローバルに目が向くと日本語の力まで落ちるのでしょうか?
外から見ていたことと、内側から見得ているもののギャップが大きすぎて誰にも言えず。(でここに書いているのはいかがかと思いますが、ここにしか書けない。)まるで大学生の卒業論文のアンケートを考えるような会話にもう半分耐えられない自分がいたのは確かです。質的研究や、量的研究や統計の基礎も大学院で学んでいてよかったと思いました。
なにもかもも完璧な人はいないですよね。
2018年は幸福の種まきができるように、さらに休むことなく学んでいきたいと思います。
そして、年度末に向けて2017年度の目標が達成できるように頑張ります!
ちなみにこちら が2017年度の目標
皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
鶴亀寿子