3年前の2月14日(バレンタインデー)に上司を呼び出して告白した。
会社を辞めることを。チョコなしで。
辞めると思ってなかった上司はびっくり。
最後の部署は、前の会社で一番やりたかった仕事だったから。それを上司もしっていたから。
そして、転職先はクライアント。
希望者も多く、希望してもできない仕事。仕事も楽しかった。
上京してまもなくは畑違いの仕事につきとても辛かった(今はとても役に立っている)。それを見ていた会社の先輩が、偶然その部署に空きができた際、推薦してくれた。
やりがいがありすぎる仕事で、プレッシャーも大きかった。常に締め切りに追われていた。動く金額もうちの会社にしては大きかった。でも、辞めたのは嫌になったからではない。推薦してもらったのが嬉しくて、食事も寝る間も惜しんで仕事を頑張った。(この時の頑張りがあったから今の会社でやっていけるのだと思う。)体を壊したのでもない。3ケ月間、休みもなかったこともあったけど、世の中を変えていく一旦を担っているというのはとても楽しかった。
転職のタイミングは大きなプロジェクトが終わるタイミングだった。今でも覚えているけど、あんまり、感謝の意を表さない上司だったのだが、告白の数日前の日曜日に、上司から、昼過ぎに出勤しますというメールとあと1週間でこの仕事もかたがつくのでそうしたら休んでもらえるという内容で、いつもありがとうという文章もあったと思う。そのときは転職が決まっていたのでちょっとだけ後ろめたかった。
前の仕事は、簡単にいえば、会社が持っている情報を使って経営コンサルをする仕事。仕事をしていく上で、いろんな場面で勉強不足を感じた。経営学も勉強したこともなく、マーケティングも専門的に学んだこともない。専門家に取材にいくことも多かったのだが、常に何もしゃべれない自分を恥じていた(ライターさんと一緒にいくから、仕切りだけしていればよかったので黙っていても問題はなかったのだけど)。こんな自分にコンサルされているクライアントがかわいそうにさえ思えてきた。高いお金を払ってもらっているのに・・・。
で、これは勉強しなおさなきゃいけないと思い立ち、大学院について調べ始めた。ここがいいカナというところがあって、即、大学の卒業証明書と成績証明書を取り寄せた。(2セット)
そんなとき第一の転職の話があった。これは募集が私より年令高めの男性に設定したもの。勉強はしなきゃいけないけど、これはチャンスじゃないかと思った。転職すれば少しは時間に余裕ができるので勉強もできるし、それに、前の上司が新聞でコメントしてたけど、野球場の外野で選手を応援しているうちに、選手としてやってみたくなった・・・・というのが正直なところ。
即応募。知り合いに応援もしてもらったのだけど、何せ、時間なく、職務経歴書を書き上げるのが精一杯で、応募先の研究もできなかった。これは不採用。
その後、希望の大学院が品川に来ることになった。その記念パーティのお誘いがきた。もちろん申込み。
そのパーティは仕事でいけなかった。
ところがその後、その大学院をやっている会社のグループ企業が中途採用するという情報を入手。
大学院に出そうかと思っていた卒業証明書類は転職用に使うことになった。
調べていくと不思議なもので、その会社の創業が私の生まれた年と同じ。いろいろまわりに聞くと会長さんはその業界ではとても有名な方。
話を聞きにいったのが1月。2月からきてほしいといわれたが、前の会社は3月31日までいると4月30日にボーナスがもらえるということをしっていたから、4月1日入社を希望した。この件について相談にのってくれた人が、「有給をとって、ボランティアで手伝いにいけ」という。転職先の会社はスクラップアンドビルドを行っていて、大改革を行うために外部から人が必要だったのだ。2月には大きなプロジェクトも立ち上がるというので、3月は前社は週1勤務と残務を今の会社の仕事が終わってから片付け(プロジェクトの締め)にいった。
職務経歴書やら必要物は全部前の活動のときにそろえていたから即対応できたのがよかったのかも。
たまには真面目な話。