先日、用事があって鎌倉に立ち寄ったのですが

ついでに江ノ電に乗ってぶらぶらとお散歩。

極楽寺で降りて、お寺をいくつか回って海岸に出て、長谷から鎌倉に戻りました。

(以前お世話になったお稽古ごとの先生がお住まいなので、たまに行くことがあるんです)

 

鎌倉、江ノ電と言えば、既にとても有名なコミック、それに映画化や舞台化もされた

「海街diary」を思い出しました。

 

主人公たちが住んでいるという設定の「極楽寺」の駅です。映画にも出てきましたニコニコ

 

心を病んだ妻と別居中の同僚の医師と恋愛中で

生真面目な看護師の幸(シャチ姉)

酒豪でだめんず好きで地元の信用金庫に勤める佳乃(よっちゃん)、

スポーツ量販店に勤める、お笑いが好きでちょっと天然な千佳(チカ)の3姉妹は

鎌倉の古い大きな家に3人で住んでいました。

父が他の女性を作って出ていき、母もまた外に家庭を持ち

祖母に育てられた3人ですが、その祖母もすでに亡くなっています。

 

ある日佳乃は幸から電話で(彼氏のマンションにお泊りの朝…)

遠い昔に家を出て行った父の死の知らせを受けました。

葬儀のために山形の地を訪れた

佳乃と千佳(「行かない」と言っていた幸も途中で合流)と幸は

父と二度目の奥さんの間に生まれた腹違いの妹、すずに出会います。

父はすずの母との死別ののち、さらに新しい女性と家庭を持っていたのでした。

まだ13歳なのに義母を支えて気丈にふるまうすず。

 

すずが父を世話してくれたことを見抜いた幸は「ありがとう」とすずに声をかけます。佳乃と千佳も。

その言葉に糸が切れたように大泣きするすず・・。

東京行の列車に乗った幸は、3人を見送りに来たすずに言いました。

「あたしたちといっしょに暮らさない?」

すずは即答するのでした。

「行きます!」

 

こうして鎌倉で暮らし始めた4人が、本当に自然な姉妹になっていく様子が

職場や、学校や、ご近所や、4人と日常でかかわる人たちや

四季折々の風物詩や日常的な出来事などを織り交ぜて綴られていきます。

年齢や性別もばらばらな、様々な人たちの色々な人生、生と死などの物語が

淡々と、くすっと笑ったりしんみりしたりしながら心にしみわたってくるんですよねー。

4人のそれぞれの恋物語もすごく素敵で、特にだめんず専門だったよっちゃんが

本当の恋に目覚めていくところ、ウルっとするような展開ですラブラブ

(ちなみによっちゃんいわく、幸は「愛の旅人」でよっちゃんは「愛の狩人」だそうな(笑))

 

こちらもいろんな賞を受賞している超有名作なので、今さらですがお勧めです。

 

 

映画版も、原作へのリスペクトが詰まっていて、とても素敵です。

何しろ、あのカンヌ映画祭常連の日本を代表する監督、是枝監督ですから。

海外のAMAZON等の批評欄では「小津安二郎の映画のようだ」と好評のようですね。

 

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、という

1人ずつで十分主役はれちゃうような女優さんたちが揃っているのに

すっかり「海街」の4姉妹にはまりこんでいるところがスゴイです。