韓国のテレビのCMで印象に残ったものがあったので紹介します。
このCMを見ると、いつもうるっときてしまう。
このCMの広告主は韓国放送広告公社kobaco(Korean broadcast Advertising Corporation)という団体です。
日本でいうACみたいな感じでしょうか。
温暖化によって北極の氷が溶け出し、ホッキョクグマのすみかがなくなりつつある。
出だしのカットでは、小さい氷の上で漂いながら途方に暮れる1匹のホッキョクグマ・・・
その次のカットでは어느새・・・(いつの間にか)という字幕とともに、大洪水の中車の上にしがみついている男女二人の姿。
去年、東日本大地震の津波やタイの大洪水などのシーンをニュースで何回も目にしていたこともあって、とても他人ごとではなく感じられます。本当にいつの間にか、温暖化の被害者は動物たちだけではなくなってきていることに、はっとさせられました。
中盤ホッキョクグマのお母さんが、小熊たちをいとおしそうに抱いている。自分の子供たちを守りたいというお母さん熊の愛情がひしひし伝わってきますね。その気持ちは人間の親と何ら変わりはない。私たちのせいでその生活が脅かされていることに、胸がつぶれるような罪悪感を感じます。
最後に、エネルギー消費の節減を実践しようというメッセージで締めくくられています。電気や車のエンジンをこまめに消す、必要以上に暖房冷房をつけすぎない。もう何度も言われて続けていることだけど、実践しているかというと、自信をもって断言できません。でもこういった努力も、今となってはホッキョクグマのために、というより私たち自身のために必要だということなんですね。
こまめに電気を消す、地下鉄などできるだけ公共の交通機関を利用する・・・など自分にやれることはやってみよう、という気になりました。
このCM2011年 国際公益広告祭の大賞受賞作だそうです。
私たちの置かれている状況は、ホッキョクグマの住まいがなくなるから環境を守らないと!という次元ではないということですね。もう被害は人間にまで及ぶところまで来ている。そんな環境問題の深刻さを私たちに端的に警鐘しているところが、このCMの評価に値する点だと思います。