SNSでの誹謗中傷 | 言葉の香りをくゆらせて

言葉の香りをくゆらせて

言葉の欠片たちと共に・・・

SNSでの誹謗中傷はたぶんなくならない。

見なければいい、やらなければいいと

言う人がいる。

そして気にしなければいいと言う人も

いる。


勘違いから攻撃されたことのある私は

そのときすごく傷付きました。

そして後から一部の人からは謝られ

ましたが、それで付いた傷が癒えたり、

治ったりするわけではないことも

知りました。

謝るほうはそれだけで終わりです。

そしてこちらも責めたりはしません。

でも例えばまっさらな布についた

裂き傷は繕っても消えはしません。

そこの部分の付近から再び裂ける

危険も増します。

人の心はもっと複雑です。どんなに

蓋をしても、忘れたと思っても

似たようなことを目にしたり耳に

したりするだけで、まるで今ついた

ばかりのような痛みで傷口が開きます。


見なければいい、やらなければいいと

言っている人が被害者になったとき、

どう感じるのでしょう。

気にしなければいいと言っている人は

自分が被害者になったとき、本当に

気にならないのでしょうか?


顔が見えない人間ならどんなに傷

つけてもいいなんておかしい。