こんにちは
日本ボディファッション協会公式レポーターのピンク・ラビットです。
前回のSelfridgesに続き、今回は同じくロンドンの百貨店Harrodsのランジェリー売り場を中心にご紹介します。
Harrodsはご存知の通り、ロンドンの観光名所とも言える場所。
何回訪れても迷子になるほど広大な館内は、本当に様々な国の方が来店されています。
こういった優雅なラウンジウェアが充実しているのは、Harrodsならでは。
以前から変わりません。
その一方で、5年ぶりに訪れたHarrodsのランジェリー売り場は改装され、ブランド構成は大きく変化していました。
一番大きいのは「LA PERLA」がなくなったこと。
ご存知の方も多いと思いますが、「LA PERLA」は現在、営業停止中。
前回ご紹介したSelfridgesにはまだ売り場が残っていたものの、70%OFFのセール中でしたから、Harrodsは一足早く決断をしたのかもしれませんね。
あと、ロンドンブランド「Myla」の売り場も広かったのですが、こちらも現在ブランドを休止しているので、なくなっていました。
広い面積を確保したのはニューヨーク発「KIKI DE MONTNPARNASSE」
その替わりに大きな売り場面積を確保していたのが、ニューヨーク発のブランド「KIKI DE MONTNPARNASSE」です。
センシュアルでラグジュアリーなランジェリーをメインに、ドレスなどのレディトゥウェア、プレジャーグッズ、本などを展開するライフスタイルブランドです。
「LA PERLA」や「Myla」のお客様をこのブランドが拾えるかは、定かではありませんが、老舗百貨店でありながら、こういったセンシュアルなブランドを充実させるあたりは、日本の百貨店と大きく違うところですね。
「HANRO」の存在感は変わらず……
フランスでトップシェアを誇る「Chantelle」は、海を渡ったイギリスでも、しっかり売り場を確保しています。
「SKIMS」パワーHarrodsでも健在!
そして、ここでも圧倒的にお客様が多かったのが、キム・カーダシアンプロデュースの「SKIMS」です。
とにかく、ここだけ何かギフトしているのかと思うくらいの人。
私が行った時は、韓国の方と思われる若い女性達がこぞって買い物を楽しんでいました。
Harrodsのお客様は比較的年齢層が高めなのですが、「SKIMS」の売り場だけ平均年齢が低い印象。
本当にすごいパワーですね!
かつては、イギリス
王室御用達
だった2店
ここからは他の百貨店や専門店を紹介します。
Harrodsの前にあるのがランジェリーセレクトショップの「RIGBY&PELLER」。
今はセレクトショップになっていますが、以前はオリジナルブランドを展開していて、エリザベス女王の御用達のロイヤルワラントとして、ショップにもタグにも紋章が付けられていました。
オリジナルブランドがなくなった今も、店内に入るとフィッティングを重視した接客を強みにしていることが、よくわかりました。
ちょっと残念だったのは、Harrodsと同じKnightsbridgeにある百貨店、Harvey Nichols。
かなり前になりますが、故ダイアナ妃がお気に入りの百貨店で、過去には王室の紋章が掲げられていた事も。
衣料も食品もオシャレな品揃えなのですが、ランジェリー売り場は、ちょっと残念な光景でした……。
イギリスブランド「Coco de Mer」が新ブティックオープン!
Harrodsから歩いて7〜8分のところにあるのが、イギリスブランド「Coco de Mer」。
実は、「Coco de Mer」はパリ国際ランジェリー展に出展していて、お話を聞いていたら、「パリ国際ランジェリー展が終わったら、すぐにロンドンのお店がオープンするの」と教えていただき、運良くオープン翌日にお邪魔できました!
住所はこちらです→24A Motcomb Street Knightsbridge London SW1X 9EX
大好きだったCovent Gardenの「Coco de Mer」のブティックが閉店してしまった時は、とても残念でしたが、こうしてブランドが続いているのは何より。
地下には贅沢な広いスペースがあって、ここではCovent Gardenの店と同じように、サロン(イベント)を定期的に開催しているそうです。
このお店に行って、初めて知ったのですが、こちらのお店、フランスのマダム達に大人気のビーチウェア&ランジェリーブランド「ERES」の隣なんです。
近くには「Café Kitsune London」やオシャレなレストラン・カフェが並んでいて、すごくいい雰囲気。
次回はこのあたりでゆっくり過ごしたいと思います。
お洋服屋さんの中のランジェリーコーナーAnthropologie
最後はウエストエンドへ移動し、Regent StreetのAnthropologieのランジェリー売り場へ。
Anthropologie はUrban Outfittersの姉妹ブランドですが、Urban Outfittersよりカジュアル感は控えめ、ナチュラルでフェミニンな印象。
ファッションフロアの一角にランジェリーコーナーがあり、売り場作りがすごく上手。
ライフスタイルをイメージしやすく、お洋服屋さんの中のランジェリーの提案として、お手本のひとつになるのではないでしょうか。
以上にて、パリ&ロンドン
のランジェリーショップレポートは終了です。
やはり2泊だと、主要百貨店を見て終わってしまい、時間が足りませんでした!!
最後にロンドンの思い出をひとつ。
ロンドンの街で、現金を使うことはほとんどないのですが、チャールズ国王のお札が欲しくて、わざわざキャッシングしたのに、残念ながら新札は出てこず……。
現地の友人に聞いたら、「私もまだ見たことない」とのこと。
ほとんど現金を使わない今、チャールズ国王のお札が見られるのは、まだまだ先のようです。