こんにちは
日本ボディファッション協会公式レポーターのピンク・ラビットです。
東京はまだ梅雨明けもまだなのに、猛暑日続き
皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか?
最近、ランジェリーと芸能人にまつわるニュースが続いている気がしましたので、まとめてみました。
ただ「ランジェリーと芸能人にまつわるニュース」と言っても、その関わり方は様々です。
「WACOAL」は松本まりか「PEACH JOHN」は藤田ニコルをミューズに
6月1日よりハグされるようなここちよさが続く新商品「ハグするブラ」を発売した 「WACOAL(ワコール)」。
6月15日より、新TVCM「あふれる幸せ」篇・「TRY」篇を全国にて放映しているので、ご覧になった方も多いかと思います。
そのCMに出演しているのが、松本まりかさん。
松本まりかさんは、インナーウェアブランド「WACOAL」の「ミューズ」という位置付け。
新TV C M 発表会では「(ワコールのブラジャーをつけた時の)自分が感じた感動をミューズとして発信していきたいです」と熱く意気込みを語っています。
同じく「ミューズ」として、多くのビジュアルに登場しているのが、「PEACH JOHN(ピーチ・ジョン)」の藤田ニコルさん。
新作ランジェリーをまとった新ビジュアルが発表されるたび、様々なメディアやSNSで紹介されるため、意識せずとも目に入ってきますよね。
7月5日にはコラボアイテム「ニコルのリアルコーデブラ」を発売し、またもや話題になったばかりです。
ミューズという表現について、明確な位置付けはないようですが、ただモデルとして広告などに登場するだけでなく、自身の言葉でブランドの魅力を発信する人、というイメージでしょうか。
ラグジュアリーブランドなどで使用される「アンバサダー」と存在は近いかもしれませんね。
「CW-X」は浅田舞と稲村亜美、「ウイング」は渋谷凪咲をモデル起用
広告のモデルも、そのキャラクターやキャリアを含め、ブランドのイメージとピッタリの方が起用されると、ぐんと印象深くなります。
最近だと、ワコールが展開するコンディショニングウェアブランド「CW-X(シーダブリュー・エックス)」が、元フィギュアスケート選手の浅田舞さんとタレントの稲村亜美さんを広告に起用したケース。
元アスリートである浅田舞さんと、様々なスポーツを楽しまれている稲村亜美さんは、スポーツブラの重要性を発信するのにピッタリの人選です。
さらに、ワコールは5月25日より放映している、「Wing(ウイング)」の「マッチミーブラ」の新CMにNMB48の渋谷凪咲さんを起用しています。
アイドルの下着姿はそれだけで話題性がありますが、ユーザーである女性が共感しやすいCMの世界観、渋谷さんの自然な姿も印象深く、周期や気分でからだが変化する日々も自分らしく過ごすことをサポートする「マッチミーブラ」のコンセプトと素敵にマッチしています。
「AMPHI」は與真司郎(AAA)さんとコラボレーション
最近は、芸能人とのコラボレーションというのも、よく見かけるようになりました。
6月12日に発表されたのが、ワコールが展開する直営店ブランド「AMPHI(アンフィ)」と與真司郎(AAA)さんとのコラボレーション。
ランジェリーブランドと男性タレントとのコラボレーションは珍しいですし、與さんはトップアーティスト!
話題にならないはずありません。
コラボレーションしたブラジャーは、累計販売枚数429万枚(※)を突破した、人気ノンワイヤーブラの「BRAGENIC(ブラジェニック)」の機能を採用。
テープやレースを組み合わせたトレンド感のあるデザインで、ひとつひとつのカラーリングにも與さんのこだわりを詰め込んだそうです。
また、「BRAGENIC」では初めて男女ペアで楽しめるパンツを発売し、ウエスト部分には「You Only Live Once(人生は一度きり)」というポジティブに頑張る人を応援するメッセージが入っています。
※2016年2月〜2023年6月の販売累計枚数
記憶に残る「ピーチ・ジョン」のコラボアイテム
芸能人とのコラボレーションとして、ヒット商品を生んでいるのが、やはり「PEACH JOHN」。
2021年10月に、当時ミューズだった田中みな実さんとのコラボによる「田中みな実×PEACH JOHNファーストガードル」は大人気で即完売。
再入荷分も田中みな実さんがyoutubeで紹介したことを機に売り切れたのは、鮮烈に記憶に残っています。
同じく、ピーチ・ジョンのコラボでは2020年に発売した、お笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービーさんとのコラボも大人気でした。
このコラボは現在も続いており、2023年春夏コレクションは、なんと第6弾!
ピーチ・ジョンのコラボ史上、最長企画となっています。
この2つのコラボについて、以前、ピーチ・ジョンの方にお話を伺ったことがあるのですが、成功の秘訣は、なんといってもお二人の熱量のようです。
田中みな実さんは、開発のために解体して調べたガードルは100着近くと話されていますし、バービーさんに至っては、自身で企画書を作成してプレゼンされたそうです。
そして、お二人とも自身が関わった商品に対して責任が強いというか、精一杯の力を注ぐのも共通。
発売日に合わせてインスタライブをやって、自らの言葉で商品説明するという徹底ぶり。
ただ、名前を貸しただけでなく、深くものづくりに関わっているからこそ出てくる、詳細で愛情たっぷりの説明を観ていて、「売れないわけないな」と思ったことをよく覚えています。
長谷川京子、小嶋陽菜、馬場ふみか…ランジェリーをプロデュースする芸能人も続々
そして、最近とくに増えている印象なのが、ランジェリーブランドをプロデュースする芸能人の方。
ブランドとのコラボレーションという枠を超え、自身がプロデューサーやクリエイティブディレクターとなってブランドをつくるケースです。
2021年5月にデビューした長谷川京子さんの「ESS by(エス バイ)」、
2022年9月にリリースされた小嶋陽菜さんの「ROSIER by Her lip to(ロジア バイ ハーリップトゥ)」、
そして、2023年7月24日に発売開始する馬場ふみかさんがクリエイティブ・ディレクターを務める「misora(ミソラ)」など。
小嶋陽菜さんの「ROSIER by Her lip to」は、自身がCCO(チーフクリエイティブオフィサー)を務めるハートリレーションが展開する「Her lip to」から派生したブランドなので、他とは立ち位置が異なりますが、自身がクリエイションに深く関わり、新作をまとって広告に登場するスタンスは近しい存在でしょう。
ざっくりまとめてみましたが、こうして並べると想像以上にいろんなケースがありますね。
ひと昔前は芸能人が肌の露出が多いランジェリー姿になるのは特別なことだったかもしれませんが、今や、ランジェリーモデルになるのは人気の証。
さらに、肌に直接身に着けるランジェリーに対する想いを共有することで、女性同士の距離をグッと縮めることにつながるのかもしれませんね。