タミヤ模型が1/35スケールでMMシリーズを発売した頃のフィギュアのボックスアート(箱絵)はとてもよかったのですが、肝心のフィギュアはウーンと言うレベルで(ごめんなさい)私自身のスキル不足も有り、改造には手を出しませんでした。その後人形改造コンテストが始まり、私も1/35スケールのドイツ兵を三体出品した話を以前しましたが、当時はまずニッパーでフィギュアの頭部の額から上の部分を挟み切り、金属やすりで整形をして別に切り取っておいたヘルム(ヘルメット)の内側をくり抜いたものを調整して接着したものでした。頭頂部切断には大胆にもニッパーを使用しましたが、ヘルメットはいわゆるレーザーソー(当時は輸入品しか国内では入手できませんでした)で注意深く切断後リューター(またはルーター:輸入品)を使って内側をくり抜いてからキサゲでヘルメットの縁を薄く仕上げるなどしてリアル感を出そうとしたものでした。ニッパーも高級品、ハンディソーも輸入品、ルーターも輸入品だったのでそれなりの出費を強いられたものでした。キサゲは金型工場を経営していた叔父にもらったもので、その時初めてそのような工具があることを知りました。現在では各種道具類が充実しているので当時からすれば夢のようです。しかし、1/35スケールで国内外からフィギュアのスペアヘッド(主にレジン製)が発売されていますが、選ぶ際は注意が必要です。西洋人の顔を日本人が再現するのは難しいようで、少し前まで日本人の造形したドイツ兵の顔は私から見るとほとんどが不合格(ごめんなさい)で、矢張り西洋人が作った顔のほうが白人の顔らしいと思います。もちろんイケメンからブサオ君(ごめんなさい)迄色々ですが、1/35スケールのフィギュアの首をすげかえるときはそれなりの注意が必要ですね。総じて外国製品(ホーネット他)はややオーバースケールで、特にレジン製のヘルメット着用のヘッドにはご注意を。以前の田宮のドイツ兵フィギュアなら何とか合わせることもできますが、頭でっかち(どこの方言?)になり、アンバランスになってしまうことがあって残念な結果になることがままあります。また首が長すぎる作例を見ることが稀にありますが、これを避けるため私はドリルとルーター(時にはキサゲなど)を使ってある程度の穴を首の入る部分にあけて首の高さを調節しています。いつもの通り実写写真をよく見て参考にするとよいのではないかと思います。スペアヘッドを使えば様々な状況を演出できると思いますが、どのような状況を想定してスペアヘッドを使うか考える櫃ヨガあると思います。以前ある模型紙の作例で、突撃するドイツ兵の一人の顔が笑っているのを見て、こいつは気が触れているのか(ごめんなさい)と思ったことがあります。死に向かって突撃する人間が満面の笑顔をしているのは異常!?事態!?

こんな作例を模型紙に掲載する編集者もクレーィジー!?(ごめんなさい)