今ではいろいろなステップを覚えたけれど、まだまだ名称と動きを完全に覚えているわけではありません。

「〇〇をやって」

と先生に言われても、そのステップ名だけですぐに動けるとも限りません。

その前からやってみなくてはできなかったり。

 

初心者の頃の疑問

ワルツ:ナチュラル・ターンとナチュラル・スピンターンとの違い。

そもそもナチュラルターンを3歩と思っていたから。

それとダンスを始めた時の一番最初に、ナチュラル・スピンターンを教わったので、

スピンターンまでがナチュラル・ターンと思い込んでいました。

(今ではわかるよ)

 

次にでてきたのは、リバース・ターンの4~6歩。

リバース・ターンすらよくわかっていない。

まわり方がナチュラルと逆ということだけで、4~6歩と言うように区切られると

何が何だか。

(今ではわかるよ)

 

本当に言われたことがまったくちんぷんかんぷん。

でも男性が連れて行ってくれるよ、

と言われて最初の頃は女性は足型を覚えなくてもいいんだ、

という勘違いさえしていました。

(今は違うよ)

 

確かにルーティンは男性主導です。

でも女性も足型は覚えていなくてはついて行けるはずもない。

引きずり回されるだけ。

それでは面白くないよね。

自分の足で動きたいし、踊りたい。

 

先生にもよく言われますが、

女性の方が足型をたくさん覚えていた方がいいかもしれません。

引き出しにたくさんのステップを。

男性によってステップの組み立て方が違うから。

必要に応じて正解のステップを出したい。

 

とは思うのですが、ステップ全種なんて覚えきれません。

そういう時はどうするか。

男性に身を投げる。

変な意味ではなくて、ホールドをしっかりとして、どんな動きにも対応できる身体にしておく、ということ。

男性が動かしてくれるので、踊りが継続します。

でもやっぱり自分の足でしっかりと踊りたいですよね。

 

初心者の頃のパーティーでの屈辱も忘れられません。

初心者ですと言ってから踊ったルンバ。

大抵の人は、本当に簡単な最初のところだけを繰り返してくれるのだけれど。

ある時私の全然知らないステップだけを仕掛けてくる人がいました。

できなくて私が立往生していると

「あ、知らなかったね」

と言ってまた知らないステップを。

「あ、これも知らないよね」

すべてがこの繰り返し。

女性に恥をかかすなんて、社交ダンスをやる資格はないのではないでしょうか。

 

私の初心者の頃は、誘われもしなければ

誘われても踊れもしない。

だからパーティーが嫌いになりました。

 

でも今は気づいたのです。

パーティーでのダンスタイムでは、そんなに難しいステップを使う人はいないということ。

本当にベーシックのみ。

だから今は、そのベーシックをきっちり綺麗に踊るということが目標です。