カフェでは時々ライブをやります。
地元のコーラスやらバンドやらの発表会的なものから、ちゃんとプロモーターが企画して海外やメジャーで活躍している歌手、落語家などが来るものもあります。
土曜日は歌手・原大輔さんのライブでした。
地元のアマチュアバンドのMさんと知り合いで、さらにそのバンドには原さんの弟さんがいる、というご縁で来ていただいたのです。
でも失礼ながら私はお名前を知りませんでした。
演歌歌手?という感じにとらえていたのですが・・・・・
私はこの日はカフェのお手伝いでスタッフとして入っていました。
始まる前や休憩時間の飲み物サービスに走ります。
何しろ40名のお客様がぎっちり入ったのだから大変です。
最初(前座?)はMさんのバンド。
このバンドはアマチュアにしてはかなり上手で人気があります。
ビージーズ系や海外のポップスを得意としています。
それはそれで素敵な歌声に酔いしれるのですが。
休憩をはさんで原大輔さんのライブの始まりました。
音楽はカラオケでOK。
なぜなら自分の曲は全部カラオケに入っているからって。
最初の曲から圧倒されました。
声量がすごいし、なにより声が素晴らしい!
声量はマイクを時々離しながら調整していました。
歌の種類は演歌ではなく、谷村新司さんと同じ方向性。
そして声は尾崎紀世彦さんばりの伸びのある声。
間のトークも面白くて、そしてそのオーラに観客はうっとり。
自分の歌のほかに、谷村さんに作ってもらった歌や、新曲発表前に亡くなった尾崎さんの最後の歌など多彩でした。
今まで知らなかったのはちょっと損をしたみたいな気持ち。
こんな田舎の片隅のちっちゃなカフェなのに、その素晴らしい歌声はさすがプロの仕事、と思いました。
話すと気のいいおじさんって感じでとってもフレンドリー。
ディナーショーをしたり全国各地を回ったりしているのですが、その人気ぶりもわかりますね。
1時間たっぷり楽しませてもらいみんな笑顔です。
さあ終わった、休む間もなく打ち上準備。
楽器などを片付けたりしていたので始まったのは9時過ぎ。
15人くらい残りました。
料理はできていたのでテーブルに並べたりお酒を入れたり。
ちょうどライブに来ていたスタッフが手伝ってくれました。
助かった。
結局終わったのは10時過ぎてしまいました。
片付けてからちょっと飲んで家に着いたのはすでの0時を軽く回っていました。
ダンスもそうだけれど、何にしてもプロはすごい。
それなりの努力の裏付けなのだろうとは思います。
またアマチュアでも素晴らしい人がライブをやることもありますが、この日はプロの仕事の素晴らしさが心に残りました。