八月納涼歌舞伎、観てきました。

弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)

弥次郎兵衛(松本幸四郎)と喜多八(市川猿之助)のご存じ珍道中シリーズ。人気の演しものです。

私も何回か観たのだけれど、そのハチャメチャぶりに大笑い。

3年前に、間違えて花火の筒に入り込んで、空の彼方に飛んで行ってからは、次はないんだなと残念だったのですが・・・

 

あの二人が戻ってきたなら観ないわけにはいかない。

 

なぜか無人島に流されていた二人。

そこへやってきた海賊船をのっとって長崎に行きます。

もちろん金銀財宝も一緒に。

 

そして目指すは江戸。

 

途中立ち寄ったところで、長崎からの財宝の追手につかまり、滝の中での大立ち回り。

 

納涼歌舞伎では水をつかった立ち回りがあるのが人気です。

 

休憩明けではもう湘南に来ていた二人。

ここで、今までお供をしていた梵太郎(市川染五郎)と政之助(市川團子)に再会。

何故か二人はヤンキーになっていました。

最初の頃は小学生だったのに。(実際のこと)

今は17歳と18歳。

いい役者になってきたなぁ。

 

歌舞伎は荒唐無稽。

時空を超えてハチャメチャなストーリー。

時事ネタやパロディが満載で、とっても楽しい。

今回も所々に、垣間見えて大笑いさせてくれます。

 

この湘南の場ではヤンキー同士のダンス対決。

これはウェストサイド物語の中の、パーティーでのジェット団とシャーク団のダンス対決を再現します。

音楽はもちろん三味線で。

ダンスもすっかりパロって。

これが歌舞伎!

 

最後は歌舞伎座の倒産の危機を救うために江戸に来ます。

そして大団円。

今回の宙づりは弥次喜多&お供の二人の4人で。

 

次はいつ会えるのかな。

と楽しんだ夏の夜でした。