2024年2月18日(日)、千葉県市川市様のオンライン講座

「WLBセミナー・人生を豊かにするタイムマネジメント術」

を担当させて頂きました。


 

Zoomを使用し、市川市内在住在勤の方がご参加下さいました。

(プライバシー保護のため、写真に個人名が載らないようカバーしてあります)

 

 

まずは自分自身の時間の使い方と理想バランスを見える化するための

【ワーク・ライフ・バランスチェックシート】

会場でしたら「何を書きましたか?」と訊いたりも出来るのですが

今回の結果は皆さんの心の内に秘めておいて頂きました。

 

 

そして【働く人の未来像】としての、データ紹介。


現在はどの職場も「働き手が足りない」「人が辞めても補充が無い」

というお声を聴くのですが、

2007年ぐらいから人手不足の波は来ていたんですよね。

そして、この職場の人手不足解消の未来は見えない。

むしろさらに悪化していく予想です。

 

 

そして政府は男性社員の育児休業取得者増加を見込むために、

法改正も2022年から畳み掛けるように変化しています。

特に来年2025年からは「2週間以上~28日間迄の育休を取得すると

手取り収入の100%が給付される」予定です。

(現行は社会保険料負担も含めての、実質8割の給付でした)

こうなるともう「育休を取らないともったいない!」

という該当者が増加することでしょう。

 

出産を迎えるご夫婦にとっては非常にありがたい良いニュースなのですが、

現場の側からすると「また人が減っちゃう!」という傾向が加速します。

 

なので【働き方改革】などの名称で

働く人が今よりも減っても回る職場にするには?を

今こそ真剣に対策をとらないといけなくなっているわけですね。

 

 

【優先順位が付けやすくなるTODOリスト作成】のワークも実施。

(ワークシートは事前にメールで配布して貰っていました)

抱えすぎてパンクしそうな忙しい人の頭の整理をしやすくしたり

不慣れな新入社員でも優先順位が自分でつけられるようになるツールです。

 

オンライン上でのご紹介でしたが、ご興味を持って頂き

「このTODOリスト、良いですね!」とのご感想もチャットに入れて頂きました。

 

【時間管理の達人たちが取り入れている、時短のテクニック】も

一挙にご紹介しました。

 

こちらは私が尊敬する、元楽天幹部で現在はイクメン軍団「ファザーリング・ジャパン」の代表・安藤哲也さんの

メールの時間泥棒対峙法の考え方。

 

時短の鬼・槙本流の考え方もご紹介。

 

そして、今回は企業向けで経営者や管理職も多くご参加とのことだったので

部下の時短管理のみに囚われる前に、

部下が安心して能力を伸ばして働ける環境づくり=成果が上がる方法について

「職場での心理的安全性の作り方」もサラッとご紹介しました。

 

 

最後のQ&Aタイム(質疑応答)再現

Zoomのチャット欄にご質問が集まりました。

一部、再現しながらご紹介しますね。

 

 

Q1. 自分の都合だけでは時間管理が出来ない場合

(相手の仕事を待って自分の仕事をする場合や

予定にない相談を受ける場合、トラブル対応など)、

どのように時間管理をするのがよいでしょうか。

 

A. 自分以外の人のアクションや不意に飛んできた衝撃で予定通りに行かなくなった場合の原因を「外的要因」(つまり自分のせいじゃないと言い訳出来ること)と言いますが、その困ったことがなるべく起こらないように、事前に対策をして自分が上手く立ち回る事が出来ていたら外的要因は減らせるかもしれません。

 

例えば相手の仕事がこちらに回ってくるのが遅い場合は「何か困ってますか?手伝えることがあったら遠慮なく言って下さいね」と一言声をかけて催促するだけでも、相手はピリッとして早めに提出してくれるかも。進まない部分を相談して解決することができるかもしれませんね。

 

予定外に降ってくる相談も、普段から周りを良く見ておいて、何か困っていそうな人がいたら、こじれる前にあなたに相談しやすい声掛けをこまめにしておくと、報告も解決も早くなるかもしれません。

 

トラブル対応も、どうしようもない物は仕方ないですが、もしかしたら自分の過信や甘え、「これくらい言わなくても忘れずにやってくれるよね」という少しの手抜きが、うっかりミスやトラブルに繋がるケースもあります。

 

これらは自分が想像力を事前に巡らせておく「心の余裕」がないと飛ばしてしまいがちです。(私もそんな痛い経験が多々あります…!)

自分が余裕を持つためには、まずは自分の時間管理をして「やるべきことは終わっている!」という、余白の時間が持てるようにすることから、でしょうか。

これなら外部のせいではなく、自分の側で管理が出来ると思いますので、イライラも減るかもしれませんね。

 

 

Q2.自分で早めの締切を設定していても、

実際の締切まで時間があると

つい後まわしにしてしまうのですが、

作業に取り掛かる「やる気」を出すコツ・

おすすめの方法はありますか。

 

A. 早めの締切設定、私は一週間前に設定する「自分締切」という言い方をしていますが

自分締切を決めてスケジュールに記入したら、本来の締切は無かったものとして記憶からもカレンダーからも消去して忘れてしまいます。覚えていたら甘え心が出ちゃいますからね。

 

「やる気」の出し方は、まずその仕事にすぐに小さく着手してみること。例えばそのデータをPCで開く所までやる、書類ならそれを開いて見てみることだけでも、即やっておく。そうすることで中身を見た記憶があるから億劫さは減りますし「なんか簡単そうだったよね」と次の日などに着手し始める気持ちが軽くなりますよ。本を積読にしちゃう人も開いて最初だけ読む、というアクションをしておくだけで2回目を開きやすくなります。お試しくださいね。

 

それともう一点、その用事を片付けたら貰えるご褒美を設定しておくこと。お菓子を買っておくのもいいですし、お気に入りの動画をそれまで見ない、でもいいです。おすすめは期限が迫って来るものにすること!例えば生クリームのスイーツだったら賞味期限が短いからその賞味期限までに頑張って美味しいうちに食べるぞと思うでしょうし、見逃し配信みたいに1週間したら見られなくなるものだったら、それまでに終えようと思いませんか?そんな風に目の前に期限の迫ったご褒美をぶら下げて戦う方法も私はよくやっています(笑)

 

 

皆様、他の方も参考になるご質問、ありがとうございました!

 

 

千葉県市川市は、実は私も数年居住していて懐かしい場所でもあります。

本当なら現地に赴いて直接お会いしてお礼を申し上げたかったのですが、

この度は遠方から探し出してオファー頂き、ありがとうございました。

またいつかご一緒に仕事が出来る日が来ますよう、

私もさらに成長し続けますね!

 

 

以上、オフィスhint linkの槙本千里でした。