11/28(土)、芦屋市様主催で市民向け講座を担当させて頂きました。

ご依頼頂いたテーマは、

「家でも職場でもスムーズに伝える!
欲ばり人生を叶えるコミュニケーション術」

コロナ禍でも人との距離感を縮めるために出来ることを、とのご希望でした。

 

そこで、私・槙本千里が30か所以上の転職先で試行錯誤して体得した

初対面の人と仲良くなっていけるコツや

今まで出会った素晴らしい上司や先輩たちにして貰ってマネしている

声かけや行動なども沢山お伝えすることにしました。

 

このパートで、超ザックリと簡単に言えるのは

①「誰にでも分け隔てなく、大声で挨拶する!」

②「相手がやってくれたことを当たり前だと思わずによく見つめ、

 丁寧に言葉でフィードバックすることを忘れない」

という2つが、特に大きいんじゃないかと思います。

 

特に②は、家族とか同僚・友達など特に近しい関係では

ついつい流してしまいがちですが、

こんな時代だからこそ

「あなたの働きを見ているよ、感謝しているよ」という

表現を後回しにせずこまめにやってあげてほしいなぁと思うのです。

(具体的に上司や先輩たちがやって下さったことは、

講義内で小話的に多数事例紹介しています。

えぇ、全力でモノマネして女優にもなりますから(笑))

 

そして最後は質疑応答の時間。

皆さまから頂いたご質問、ここでも一部再現でお答えしていきますね!

実際にご記入下さった質問シートより。

(なんと11枚もお寄せいただきありがとうございました!会場では全部答えました)

Q.人前で話をするときに声が震えたり緊張したりしてしまいます。

落ち着いて話が出来るコツはなんですか

 

A.私も、もんのすっごく緊張しぃでした!

会社で10人くらいのチームの朝礼で発表するのも喉が心臓になるくらいに

ドギマギして声が出ませんでした。

そんな時にTVの有名なアナウンサーの方に直に質問できる機会があって、

『緊張せずに話せる方法』を訊いてみたらこんな回答を貰いました。

「僕も実は緊張するタイプなんです(笑)。

でも、今、自分がこれを言わないと相手が困る、とか、損する。と思ったら

必死で大声で言えるじゃないですか?

例えば大勢の前に立って『トイレはこちらでーす!』とか。

そんな気持ちで、今自分が言わないと相手が損するんだ、と思って喋っています」

これを教えて貰ってからは、トイレの案内なんだ!という気持ちで人前でしゃべっています。

 

もう一点、昔私が緊張していた時は、

「ちゃんとした司会者・ちゃんとした講師に見せたい」

という自意識の部分が強かったように思います。

今は、講演中にふざけたりモノマネしたり変顔したり、

もうカッコよくなくていいや!と

いい意味で自分(自意識)を捨てられているので

全然緊張しなくなりました。

もしかしたら緊張の原因って、

「人から見られる自分」を意識しているからかもしれませんね。

 

Q.来年仕事復帰しますが、職場で初めての時短勤務となります。

公務員なので制度はありますが、

職種が特殊で取りにくく、風当たりが強いです。

コミュニケーションや態度等、気を付けたらよいことはありますか?

 

A.職場での時短勤務、お一人目なんですね!

先輩(ロールモデル)もなくご自分で切り開くのは迷われることだと思います。

ワーク・ライフ・バランスの講座の方でお伝えしているのは、

「自己開示のすすめ」。

早く帰宅して自分は何に頑張っているのか、を周りの協力者に

自虐でも自慢でもなく、淡々と日々こまめに語ってみて下さい。

人は、自分が知りえない領域に関しては悪い方に妄想しますが、

内情を知るとまさに情が沸いて応援団になってくれるもの。

さっさと応援団側に入って貰いましょう。

子育て・介護、色んなご事情を持って

今後時短勤務を選ばれる方も増えていきます。

そんな時にあなたの姿勢は参考にされていくと思うのです。

プレッシャーもあると思いますが、今後に続く人たちのためにも

いいレールを敷いてあげられることを祈っています!

 

Q.育休を明けたらお局になっていました。が、職階は一番下です。

社歴と年齢は一番上です。

皆、気を遣っているので面倒なので誰とも話さず過ごしています。

このご時世、在宅勤務でいいのですが、時々寂しいことも。

 

A.なるほど、職場内で飛びぬけちゃったんですね。

先ほどの上のご質問「初の時短勤務」の方と同じく、

周りの皆さんも、自分が知らない「年上」というまだ見ぬ世界に

勝手に妄想をしている状態だと思います。

なので、まいまいさんの場合にも「自己開示のすすめ」です。

周りの想定を超えるような「年上で職階は下でも、みんなと同じくフレンドリー」

そんな部分を自分から話しかけて見せていってみて下さい。

年上だからきっと話しにくい、と思い込んでいた周りの人たちが

「経験豊富なのに話しやすく、相談できる人なんだ!」と気づけば

あなたのことを頼りにしたり輪に入れてくれて、

残りのお仕事人生も少し景色が変わってくるかも?

長年積み重ねてきた先輩としての威厳もあるかもしれませんが、

それと引き換えに楽しい時間が増えるのなら

一度手放してみてはどうでしょうか?

 

人生は定年後も長く続いていきます。

そんな時に、この挑戦を思い起こして

「そういやそんなこともあったなー♪」とくすっと笑えたら

きっと100歳まで生きる時に糧になるのでは?と思います。

勇気も必要かと思いますが、チャレンジしてみて下さいね。

 

 

Q.質問をされてアドバイスする時、

訊かれたことについてはそのご本人に大きな問題があるとわかっている時に、

角が立たずに伝えたいことがちゃんと伝わるように話す時、

心掛けていることがあれば教えて下さい。

 

A.私はその問題を直接言うことはしないですねぇ。

ズバリを指摘しても、相手の耳に痛いことであれば、

たぶんケンカになるか傷が残るかだけで、

本人はきっと改善しない。つまり、肝心のゴールが遠のくからです。

 

恐らくご本人にもその問題はうっすら感じているかもしれないので、

コーチングの手法で「自分で何か問題は見えている?」とか聞いて、

本人の口からその問題が出てくるまでじっくり話をすると思います。

 

本人がそこを認識すれば解決も早いので、

「じゃあどうやって乗り越えようか」という相談も、

そのためのプロセスも作りやすくなりますし

何より本人が「誰かに強制されてやらされている」ではなく、

「自分で決めた」と考えられるから、行動につながると思うんですよね。

 

最初は時間がかかるかもしれませんが、

ゴール獲得はこっちの方が早いはず。

私はそう考えていますが、

近しい関係だと「そんなん、まどろっこしいわー!」ってなるのかも(笑)。

他人のことだと冷静に考えられるんですけどねー・・・(笑)

 

 

Q.シノラー風のコミュニケーション、

相手に合わせたコミュニケーションを続けていると、

それが当たり前になってしまって、相手から下に見られたり、

自分がしんどい時に同じ振る舞いが出来なくて責められることがあり、

続けられなくなりました。

自分の気持ちや立場を守りつつ、

相手に好かれるコミュニケーションを続けるコツはありますか?

 

A.(講座の中で、いつも苦虫をかみつぶしたような顔で

とっつきにくい上司が居て、

私は当時流行っていたシノラーの物まねをしながら近づいたら

つい笑ってくれて仲良くなれた、というエピソードがありました。

今でいうとフワちゃん風コミュニケーションですね)

これはですね、常に100%シノラーじゃなくていいんです。

最初の一言だけシノラーやフワちゃんみたいに面白くして、

「それで、この件なんですけどねっ、こうまとめてきました!」と

本題ではキリっとキャラを元に戻してガラリと変えた方がいいです。

いい大人がいつまでもTVタレントのようにふざけてても

信頼されないですもんね。

自分のキャラを捨てるのは最初のツカミだけでいいので、

空気を変えられそうならやってみて下さいね。

 

 

受講後のアンケートでご感想も

たくさん書いていただきました❤

 

「先生自身にオーラ・魅力のある方で、

とても楽しく話を聞かせていただきました。

1つでも2つでも実践したいと思います。」

 

うひょ!ありがとうございます♪

決して美人ではないですが、事例など面白く話すことは上手くなったと思います!

 

「託児付きなので参加することが出来ました!

話の内容が分かりやすく、資料も丁寧でうれしいです。

まず家庭内から取り入れてコミュニケーションUPにつなげたいと思います。

ありがとうございました。」

 

託児付き、本当に有難いですよねー。

たまに子どもの世話と離れて自分のために勉強するのも

ご褒美のように嬉しい時間ですもんね。

受け入れ側もご準備大変な中、託児スタッフの皆様もありがとうございました。

 

「期待以上のものを頂けました。ありがとうございました。^^

 

1つ…槙本先生、ずっとマイクを持ったままで大変だったと思います。

おつかれさまでした。

 

企画ありがとうございました。」

 

お気遣いまで!ありがとうございます♪

マイクは最初に持つと、もうどういう持ち方だろうが

無我夢中で最後まで同じ持ち方で、

あとで写真を見ると「アレ?」という時もあります(笑)

「あっという間に時間が過ぎました。

今後の生活に取り入れて、少しでも楽になれたらいいなと思います」

 

あっという間!一番の誉め言葉です♪

ありがとうございます。スピード感イノチです(笑)

 

「講師のご経験に基づく具体的なお話が伺え、大変勉強になりました。

ウィッシュリスト、実行します。ありがとうございました。

気分が落ちていると思い浮かばないので

余裕があるときに書いておくのが良いですね」

 

講座内で、人にやさしい対応をする為にも自分を大事にする、

そのために自分の願望も我慢せずにこまめに叶えましょうね、

というお話をしました。自分のウィッシュリスト、

手帳などに書き込んでみて下さいね?

 

 

その他、SNSでもこんなに熱いご感想を書いて下さった方がいました。

OKを頂いたので、一部を掲載しますね。

久しぶりに心の底からいいものを聞けた嬉しさが湧き起こってきて、

その上で、自分がのほほんと生きてきた緩さを痛感し、

頑張ろう!という気持ちになりました。

 

踏みしめてきた経験から発する言葉の重みを、再認識した感じでした。

実際に目で見て感じて、取り組んできたこと、わかったこと、

時には失敗されたことなども、

やってこなきゃ、ここまでの確信のある言葉にならないのが

ビシビシ伝わってきて、それを惜しみなく、

無料で聞きに来られている人たちに分けてくださる、

それも手加減なしでという感じがして、圧巻でした。

1時間半の講座なのに、長編の映画を見たくらいの重みがありました。

一口に感想を言えるような薄っぺらい刺激じゃなくて、

ズドーンとバズーカ砲を撃ち込まれたような気持ちになりました。

 

難しい言葉じゃないのに、中身が詰まってるとこんなに届くのかと、

本当に、私もこんなのほほんとしてたらあかんわ!と、心から思いました。

なんか、最近言葉について考えさせられることが多すぎます。

今が、まさにそんな時なんだろうなぁ。

 

ご丁寧に長文の記事にしてアップ下さって、ありがとうございました!

こんなにも褒めて頂けるとは・・・全力で頑張った甲斐があります。

昔の私に聞かせてやりたいです(笑)

(苦労したとは全く思ってないんですけどね、当時も今も)

 

 

他にも、ブログ記事にして、ご自身を振り返ってくれたので、

良かったらご参考に、お読み下さい。

 

新型コロナの第3波も心配になってきた中、

「きっと芦屋市なら対策は万全だろうから」と

信頼してお越し下さった皆様、

本当にありがとうございました。

 

一期一会の90分間、何かお役に立てるヒントがあったなら嬉しく思います。

 

そして、綺麗な会場で快適に過ごせるようご準備・ご配慮下さった

芦屋市役所の主催の皆様も、ありがとうございました。

市民の皆様のリアルな学びの場を、今後もぜひ続けてあげて下さいね。

以上、オフィスhint linkの槙本千里でした。
槙本千里総合WEBサイト: