2月、イクボス講演に登壇してきました。

 

この2/6、大阪では大寒波の襲来の日。

新幹線で岐阜県へ日帰り出張をするということで、

スキーに行く時ぐらいしか着ない、ロングダウンコートで出動。

車窓からは雪景色。

無事に走ってくれますように祈る気持ち・・・。

無事に着いてくれてありがとう!

 

 

岐阜県大垣市様の主催で、部下の育児休業取得促進や

仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を支援する上司「イクボス」

の推進をテーマにしたセミナーが開催されました。

 

 

 

 

対象は市内の経営者の皆さんで、申し込みは50名満席だったとのことです。

 

 

さて、ここで用語解説。

イクボスとは、

「部下のワーク・ライフ・バランスを推進し、

自身のワーク・ライフ・バランスも実践しながら、

組織の業績をしっかり上げていく、次世代ボス」

のことを言います。

 

 

そして私の担当のパートは「イクボスへの変身方法」がテーマ。

同じ聞くなら「自分にとってメリットがある方が前のめりになるのでは?」という仮説から

「あなたがさらにカッコよく生きられる方法は、イクボスになること!」

という方向で、キャッチーなタイトルをつけてみました。

 

会社も部下も家族も幸せに出来る次世代ボスになろう
「イクボス」速攻養成講座
~自分史上、最高にカッコよく生きる方法~

 

さらに私からの裏メッセージとして、

Life is a SHOW TIME!

も載せています。

 

 

以下、当日使ったスライド資料より少し解説していきましょう。

 

Googleの論文より

「生産性が高い職場に共通しているのは

心理的安全性の高さ。

 

メンバーが安心して自分らしく働ける環境、

どんな意見も臆せず出すことが出来、

この組織に自分も求められているな、と

感じられる職場であること。」

 

世代間ギャップの良くない部分として、

「上司に言いたいことが言えず飲み込んでガマンする」

「知らない間にストレスを溜めて、職場を辞めてしまう」

というケースが多発していること。

 

このギャップを作らない職場作りをどうやってしていくか、

というお話や、数人ずつで意見交換するワークも

皆さん積極的に対話して下さいました。

 

パナソニック創業者

  松下幸之助氏の言葉。

 

「君なぁ、会社とはなぁ

『人と会う社(やしろ)』やで。」

 

私が一年間学んだ松下幸之助氏の経営哲学の中で特に心に刺さり、

管理職研修などでよくお伝えしている言葉です。

 

ご参加の皆さん、ハッとした表情になった方が多く見受けられました。

 

笑っているボスになるには?

 

ボス自身が、

納得感のある仕事や人生を生きているか?

自分の家族を世界一幸せに出来ているか?

そしてその姿をスタッフ達に見せ、

彼らからも認められているか?

 

せっかく出会えた共に働く仲間、お互いに尊敬の念をもって

お付き合い出来れば、どんなに幸せなことでしょう。

 

 

 

そしてイクボス推進の第一人者、安藤哲也さんと

サシで飲んでいた時に話してくださって

私がすかさず飲み屋でメモした言葉もご紹介しました。

管理職の仕事は、部下を管理するんじゃなく活かすこと。

どこに行っても通用する人材に育てることに、

ボスとしての醍醐味がある。

そうやって育てた、

どこの職場でも欲しがるような優秀なスタッフに

「やっぱりこの組織がいい」と思わせる、

職場の環境整備をすることが
マネージャーの一番の仕事ではないだろうか。

 

イクボス推進の第一人者

ファザーリング・ジャパン代表 安藤哲也氏

 

この「部下を育てる」という意味合いを踏み間違っている会社も多いかもしれません。

安藤さんのように部下をノビノビ優秀に成長させて、

同時に職場も快適に仕上げて、彼らが一緒に働き続けたい場をキープする、

そんなボスの生き方はカッコいいと思うのです。

 

今まで知らなくても、今日知ったことから変われるチャンスになれば

部下も会社も、働く皆さんのご家族も幸せになれるはず!

 

働き方改革とは、

会社の利益向上と同時に

「働く人が幸せであること」が

目指すべきゴール

 

私が働き方改革を推進する中で、いちばんの軸として置いているのが

この、「働く人が幸せな改革になっていますか?」ということ。

 

まだまだ「急に導入された働き方改革で疲弊している」というお話を

現場のワーカー達からよく耳にします。

先ほどの安藤さんのアドバイスのような

優秀なスタッフが辞めていく原因になってしまったら

本当にもったいないことだと思いませんか。

 

講演中、私の隣に座って会場機材の操作をしてくれていた、

この会場の男性スタッフ(20代?かな。上の写真に頭だけ少し映ってる)が

私の講演を聴きながら、思いっきりうなづきつつ

ご自分の今日の仕事の段取りが書かれた紙に

大量にスライドのキーワードをメモしてくれていたのを見て、

とても嬉しく、胸が熱くなりました。

彼もいずれイクボスになって行ってくれたらいいなぁ♪と祈ります。

 

岐阜県大垣市様の事業報告でもこのセミナー概要がアップされました。

https://www.city.ogaki.lg.jp/0000049067.html

 

 

充足感を携えて、帰りの車窓からの雪景色。

 

 

このセミナーの為に、半年ほど前からご準備下さった関係者の皆様、

すみずみ素晴らしい采配っぷりを見せて下さり、ありがとうございました。

この日の主役が安心して主役として存在していられるように、

黒子となって陰から支えて下さる姿に、心底しびれました。

 

私自身も大御所のアテンド役をよく仰せつかるのですが、

今回は「うわー、負けた!悔しいー!」という学びが沢山。

次回から即、真似させていただきます!!

(運営をマネジメントして下さった会社から郵送されていた切符、

新幹線ホームで見たらグリーン車でビックリ!丁重なおもてなしに感激しました)

久々のウェッジを読んで寛ぎましたよ♪

 

 

このように、皆様に気づきを与えさせてもらえるようなお仕事をさせて頂けること、

本当に有難いなぁ、と心より感謝します。

今後も、呼んでいただけた先の皆様のお役に立てるよう、

全身全霊で講演させていただきますね。

 

以上、オフィスhint linkの槙本千里でした。

槙本千里総合WEBサイト:
http://makimotochisato.wixsite.com/hintlink