花組MESSIAH(メサイア)異聞天草四郎 | 完全に流されまくりの日常…

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突然趣味思考が突然変わりますが、良かったら覗いてって下さい~✨

東京宝塚劇場に入ったのは実に星組以来で3ヶ月(弱)ぶりとなりました笑
花組公演『MESSIAH(メサイア)』
原田諒演出脚本の特徴で、
1本物レベルの作品を短縮したから、また駆け足説明となった印象(笑)。



原田先生が公演解説に書いていたのを抜粋しました。

はらいそ”、つまり“パラダイス(天国、楽園)”を意味する言葉ですが、
彼らが目指した“はらいそ”とは一体何であったのか。
四郎にとって、登場人物たちにとっての
神とは何であったのか。



観劇した感想として率直に感じたのは、
生きている人を救えるのは信仰ではなく、
生きている人の思いやりや気持ちであり、
『神様とは人の中に宿る
そして心とは

というのが四郎の答えだったのではないかと思いました。


ストーリー終盤、
理不尽な苦しみからの解放を求めて、
四郎の呼び掛けによりキリシタン達は無謀な戦いを挑みます。

彼らに勝ち目は少なく、
山田右衛門作(柚香光)が幕府軍と交渉に行った際に降参を持ちかけられます。

四郎の首と、キリシタンの教えを全員捨てること。

勿論それには応じることは皆ない事を解っていたので、、
提案を話せず山田は黙って城の地下に閉じ込められます。


四郎はそんな彼を許し城から解放したあと、
最期まで皆と戦いぬきました。


四郎のにとってのはらいそは、
同じものを共有している人々を救うことだったような気がします。


心を通わせ共に生きる場所こそが
『天国』
という感じでしょうか?
なんか素敵ですねー。
良いテーマですラブ


専科の轟さんが2018年のレビュー本のインタビューで『心』について触れていましたが、
宝塚の演目でこのテーマは案外見なかった気がします。

人が人を敬い心を大切にというテーマ。。
ほっこりして帰ってきましたわラブ



トップコンビの恋愛要素入れないといけないのでなんとなく話がボヤけたんですが、
そこも話のメインの流れに太く関わる南蛮絵師(柚香光)のエピソードが最初とラストに来るので美しく纏まってます。


あと照明演出の美しさと、
舞台装置の美しさ!!

完璧でしたーさすが原田先生!
将軍の部屋もめっちゃ美しくて感激したのですが、
ラスト近い十字架の照明が本当に見事で、
神々しさ感じました。
舞台演出の美しさは本当に圧巻です!!

あの照明演出と舞台装置は宝塚らしいのでぜひ観るべきと思いますので、S席でなくともA席、B席でも楽しめるかなと思います!


ショーは演出野口先生。
野口ショーはとても苦手ですが、
今回も例外ではなく、
なんで懐メロなのかとか、
しょーもない事ばかり気になって終わってしまいましたえーん

宝塚らしいショーではあると思います、多分。

で、とにかく男役群舞で目につくのは、
高翔組長!!!
もー本当に踊り巧すぎ。
燕尾服も含めて美しくて踊りが。。
これはもう財産ですね!
踊りの花組の流れを繋ぐ素晴らしいダンサーなんだなぁとあらためて思いました。。。


とにかく月組ファンはある意味不幸なんです。
こういうのとか、

こういうのとか、

こういうの観すぎて、

従来の宝塚らしいショーが、
なんか不思議に見えちゃう…(笑)
娘役もこんなんだし、

強そう過ぎるガーン


ということで、
しばらくショーは、何を見ても感想まともに書けそうもありません(笑)