月組エリザベートはイケコ理想の公演? | 完全に流されまくりの日常…

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突然趣味思考が突然変わりますが、良かったら覗いてって下さい~✨

宝塚で初演から22年。

初演から見続けてるファンの方に聞いたら、
珠城トートは歴代の中でも
シシィが好きで好きで、という雰囲気が強く出てるそうです。

98年の麻路さきさんに匹敵するとか。
麻路さきさんのトートは初演の一路トートと全く変えてきて、
とにかくシシィに片思い凄く強く出てたそうです。
筋肉系トップスターの異名も名高い月組の珠城りょうさん。

相手役の愛希れいかさんも美しく、
そしてかなりの筋肉系なので逞しくて見応えがあって、
まさしく二人らしい…
そう、言うなら多分…
『熱血系』
みたいな空気感がありました(笑)
シシィがへこたれそうな時に出て来て、トートが
叱咤激励みたいな(笑)
なんでか、『絆』見えました( ;∀;)




という訳で今回のトートは、
エリザベートの為の『死』に徹底してました。
まさに超絶片思いキラキラ

しかも過去の歴代トートよりロックでとっても激しいわりには控えめな立ち位置(笑)



小池修一郎は過去に言ってました。

『トートは死神だから中性的でなければならないが
男性が演じては中性的にならない。


一方
『エリザベートはあくまでもエリザベートが主役。スターシステムの宝塚ではトートが主役になっている


つまり。
小池修一郎は初演から22年、
彼の理想の『エリザベート』は一度も公演出来てませんでした。


ところがこの月組公演
パワーバランスを大幅に変更してきてると思います。

エリザベートが明らかに主役です。
トートは勿論女性の男役


そう、
まさに、この月組公演こそが
小池修一郎の理想とする
『エリザベート』なのではないでしょうか!




エリザベートのトートは
男役の憧れの役なんだそうです。
宙組の6代目トップスターの凰稀かなめさんも凄くやりたかったみたいで、
宝塚で一番好きな歌はトートの曲と『宝塚100年展』で色紙に書いてました。


だから、どうしても趣旨は理解してても男役トップスターが立場を主張してしまうと思います。

98年の麻路さきさんは、
本当にトートをやりたくなかったのにやらされたそうで、
だからもしかすると、
小池修一郎的の理想に近かったのかなと思います。


珠城トートと愛希エリザベートは、
それを越える
理想的な
存在感なのではないでしょうか。

やっぱり珠城さんは、
『AllForOne精神』ですから(笑)
今敢えて月組が取り組むなら、
取り組む意味のある公演にしたほうが良いと思ったのかも知れません。


私はそこが、
過去の焼き直しと違うエリザベートになってるのかなと感じてた訳です。


珠城さんの技術的な問題は残念ながら否めませんが、
それよりも、
この公演にその姿勢で取り組む意味の方が私にはずっと大事です。


『新しい挑戦』
これは小川理事長が年始の挨拶で言ってましたが2018年度の宝塚歌劇団のテーマ

まさに、
そのど真ん中をいく月組に、
やっぱり目が離せません!!!!