朝夏まなと氏の退団からおもうこと | 完全に流されまくりの日常…

完全に流されまくりの日常…

突然趣味思考が突然変わりますが、良かったら覗いてって下さい~✨

まぁちゃん退団からプライベートが異常に忙しくてあっという間に12月突入しそうです。
まぁちゃんを影ながらユルく応援してきましたが、
ラスト見終わって思った結論はコレですね。



朝夏まなとは、
これからの人
タカラジェンヌではなくなっても、
素敵な表現者になるでしょう。



個人的にはまぁちゃん退団を号泣する感じでは全く無く。。

思うに、
私が一番好きなまぁちゃんって、
タカラジェンヌである必要ないんですよ。

男役という表現に囚われなくとも、
『朝夏まなと』の美学
を貫き通す限り、好きだと思います。



退団公演はいわば『卒論』みたいなもので、
朝夏まなとの人生はこれからじゃないかなぁと強く感じました。


強いて言えば、
『宙組の太陽』である必要は無くなったから、これからは自由に生きてほしいなぁと。

トップスターって企業のトップ、CEOや社長と立ち位置似てて、
組子の望む姿で君臨してないといけないプレッシャーがあったと思うのです。

そしてまぁちゃんはトップスターの器があったので、応え続けたんでしょうね。
ショーの雰囲気見てると分かります。
良くも悪くも、
7代目トップスター時代の宙組は、
大変まとまってる組でした。



だから、
上田久美子先生が『歌劇』に書いてた言葉、
激しく同感でした。
私も久美子先生と同じ事ずっと思ってました。



まぁちゃんは冷静な視点がありました。
役作りでそれがよく出ていたのが
『モンテクリスト伯』フェルナンと、
『エリザベート』トートです。


モンテクリスト伯の
一番しょーもない悪役だったフェルナンでしたが、
1人の人間として大変説得力がありました。

何故コイツは
『しょーもない』のか
まぁちゃんは徹底的に分析してたんです。
例えば息子への愛情
息子の出来栄え=自分の評価と考える父親で、
出来がいい息子のことは可愛がってる
とまぁちゃん言ってました。

凄くないですか?
目からウロコの世界でしたよ。
世の中の勘違いエリート気取り父親の自己チューの極みの発想を淡々と語るまぁちゃんに思わず感動しました汗汗

なので、
フェルナンはまぁちゃんが好きで無くても笑
個人的には大変好きなキャラです。


トート閣下も同じく。
原作を読みオーストリアまで行き、
あくまで
原作に込められた意図を冷静に分析した結果、
髪の毛は黒に、表情はなるべく薄く、
そして『死』を全うした。
歴代タカラジェンヌが創ったトートとは一線を引いたのです。



まぁちゃんは
淡々と、
真面目に、
冷静に、
自分の事に集中して取り組む事が出来る人です。

とは言っても、誰でも出来る事ではありません。
まして争いが絶えず外野がうるさい路線スターだとなおさらです。

『Amotion』のプログラムに
齋藤吉正先生が書いてたとおりなんだと思います。

まぁちゃんは、
他人をどうするとかではなく、
自分の努力で自分を磨く事だけに恐らく集中したのだと思います。


その姿勢が、
同業のタカラジェンヌ演出家スタッフの方や多くの支援者の心を打って、
トップスター朝夏まなとが誕生したのだと、
『神々の土地』を観て思いました。


『神々の土地』は、
宝塚歌劇団に在籍した男役
『朝夏まなと』
まぁちゃん自身が
冷静に分析した結果の作品であると私は結論付けます。


それ故に、
この作品に対する感想は色々あるけれども、
ごちゃごちゃ一切言わず、
シンプルに受け止めるべきと思いました。



まぁちゃんは恐らく本来ならトップスターが語りたくないような部分にまで突っ込んで赤裸々に見せてくれました。


その姿勢が素晴らしいと思います。

主人公ドミトリーは、
歴代トップスターが多くやってきた
”格好よく伝説の人”、
みたいな去り方ではありません。

この点は早霧さんと似てますね。
早霧さんもなかなか粋な終わり方をトップコンビでやってくれました。


さて。
せっかくまぁちゃんが残してくれた
スミレコードぎりぎりの作品笑を、DVDでそのうちゆっくり振り返ってみたいと思います。


あ、年内ムリ。

月組
ミュージックパフォーマンスと、
タカスペで、
体力もお金も時間もありませんガーン



ラストまで体調崩さないようにしないと汗