月組「我が愛は山の彼方に/Dance Romanesque」観劇感想☆ | PINK FLASHの小部屋

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11月26日()、月全国ツアー(横浜)公演我が愛は山の彼方に/Dance Romanesqueをマチソワダブル観劇しました。


我が愛は山の彼方には、過去に1984年の東京公演、1985年の全国ツアー公演、2000年の東京公演を観劇しています。峰さんはこの演目で2回全国ツアー公演をされていますが、たぶんチャムガが紫苑ゆうさんのツアー公演を観たような記憶が…


今回の月全国ツアー公演では、配役が少なく、役名も変わっているからおかしいなぁと思っていました。結局、役は当初の発表どおりで、しかも今までのダイジェスト版のような内容になってしまっていました。チャムガは戦局を見通していたものの、チャムガの婚約者ジェリメの嫉妬が原因で望まない出兵をすることになり、悲劇的な結末を迎えるという部分がなくなったために、最後のチャムガと万姫の自害がイマイチ薄っぺらいものになってしまったように思います。


今までの話の設定であれば、チャムガは女真国に生きて戻っても敗戦の責任を取らされるだろうし、ジェリメとも以前のような関係に戻れる訳もなく、また万姫を自由にしてあげるためにもあのような自害を選んだのだというのが分かりました。


また、ジェリメの嫉妬で、チャムガが自分自身の気持ちに気付くというように、私は理解していました。


上演時間を短縮するためなのか、ちょっと残念な改変だったと思います。


今回の唯一の救いは、秀民、万姫、チャムガが、霧矢さん、蒼乃さん、龍さんの持ち味に合っていたことだと思います。霧矢さんのラストシーンの歌には胸に迫ったし、龍さんの南山~自害の場面は本当に泣けました。蒼乃さんは、プログラムでのお化粧は良かったのに、舞台ではちょっとイマイチでした。それだけが残念だったです。


私は一時韓国ドラマにハマったせいで、カヤグムはファン・ジニでチニのお母さんが弾いていた楽器だとか、高麗は「コリョ」、崔家は「チェ」家、開城は「ケソン」などと頭の中でいろいろ変換したりして楽しんでいました。


ショーは、大好きだったのでまた観ることができて良かったです。神奈川県民ホールは、客席の避難誘導灯が点いたままだったので、舞台も完全に暗くならなかったため、カジモドの羽が舞台に残ったままになっているのが、どうしても気になってしまいました。


月下美男は、本公演よりアダルトでセクシーな感じで、男役の色気を全国の皆さんに知ってもらえるのではないかと思いました。


カモメの場面では、少ない人数を感じさせず、本公演みたいでした。霧矢さんが蒼乃さんをリフトするシーンも東京公演に引き続いてできていたので、蒼乃さんは部分休演の原因は完治されたのかなと嬉しく思いました。


ただ、今回フィナーレのパレードも客席降りがあるので、どこかで生徒さんが転んで怪我をされないか心配です。客席の私達は嬉しいのですが、生徒さんたしは舞台に戻るのに間に合わなそうなときもあり、すごい勢いで通路を走っていらっしゃるのです。


無事に鹿児島の千秋楽まで、皆さんが舞台を務められますようにお祈りしております。