花組「ファントム」観劇感想☆(本公演・新人公演) | PINK FLASHの小部屋

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7月12日(火)、花宝塚大劇場公演ファントム13時本公演、18時新人公演を観劇しました。


ファントムは、2004年の宙、2006年の花、2008年の大沢たかお版も観劇しています。 ファントムは、曲が綺麗なので観終わったあとに繰り返し口ずさんだりしています。


さて、今回の蘭寿とむさんトップスターお披露目公演のファントム。全体的に音楽のテンポが速くなったかなと思いました。従者たちのダンスも激しくなっていて、1回の観劇だと従者たちを追いきれなかったです。


蘭寿さんは、セリで登場するときにすごい速さで上がったり下がったりするので、ファントムの不気味さが増したのではないかと思います。その反面、父親のキャリエールが同期の壮さんなので、今までで一番純な子供っぽいファントムの面もあったと思います。


壮さんのキャリエールは泣ける涙銀橋でのファントムとの歌、音符お前は私のものはキャリエールの深い愛情が感じられました。壮さんっていつからこんなに歌の味わいが深くなったのだろう?


蘭乃さんのクリスティーヌは、ビストロで最初に歌いだすところの自信のなさの表現が良かった。以前に比べて歌も上手くなったように思います。


桜さんのカルロッタ。お化粧をとても工夫されていて、カルロッタのちょっと毒のある雰囲気が出ていたと思います。惜しむらくはもっと体格が大きければ良かったのにと思いました。周りの人との体格的なバランスが悪かったです。


本公演を観劇後に新人公演も観ました。新人公演としてはレベルが高かったと思います。


ファントム役の鳳さん。ちょっと歌が不安定になるところもありましたが、全体を通して歌えていました。


キャリエール役の真瀬さんは、本当に新公学年なのかと思うくらい落ち着いた演技。鳳さんと真瀬さんは、顔の形や身長が似ているので、「親子」という感じが凄くしました。


クリスティーヌ役の実咲さん。本当に天使の歌声でした。ただし、ビストロの場面は、最初から同じ調子で自信のなさの表現がちょっと足りなかったです。


シャンドン伯爵役の大河さん。華やかなのですが、ちょっと押し出しが足りないように思いました。


カルロッタ役の仙名さん。ちょっとアニメ声なので、ファントムがあの声を聴くのは耐えられないとキャリエールに訴えることも納得できました。アニメ声だけれども歌うとそんな感じでもないし、女優らしい華やかな顔立ちでカルロッタにあっていると思いました。


あと、気になったのが楽屋番の天真さん。団員のことを包み込むような温かさを感じさせてくれました。


今回は、本当に頑張って大劇場まで新人公演を観に行って良かったと思いました。(しかも、東京での新人公演のチケットは取れなかったしDASH!)また、本公演は役替わりをBパターンしか観ていないので、東京でのもう片方の役替わりAパターンを観るのを楽しみにしています。