【観劇記録】
2009年2月13日(金) 19時開演 赤坂ACTシアター
マルグリット
アフタートークショー 寺脇康文さん 久保田智子さん(TBSアナウンサー)
春野寿美礼さんの宝塚退団後第一作ということもあるのでもともと見たかったのですが、ドラマ「相棒」を卒業した寺脇さんのアフタートークショーもあるということで、雪組の「カラマーゾフの兄弟」を見に行ったときにチケットを購入しました実は、日生劇場でも良かったのですが、私にとって日生の椅子は最悪なので、ACTの椅子の座り心地で見に行く劇場を決めよう
と思っていたのでした。
「椿姫」を翻案にしたということでだいたいのあらすじは分かり、時代背景も「凱旋門」や「秋…冬への前奏曲」などと同じ頃なので、すんなりと「マルグリット」の世界へ入って行けました。
プロローグで、田代万里生さんがオサちゃんを抱いて出てくるのですが、最初人形かと思うほどオサちゃんは細かった(途中で違う方に入れ替わっていました。)オサちゃんは、宝塚で男役をやっていたことを感じさせないほど女性でした
(でも、後姿を見せて歩いているシーンでは、歩き方が男役だった
)
「チャイナ・ドール」という歌がすごい綺麗なメロディで、オサちゃんにピッタリだと思いました。ただ、熱唱という感じの歌が無かったので、もう少しオサちゃんの歌を聞きたかったです。
田代さんは、友人がESCOLTAのファンなので知らなくはなかったのですが、舞台で拝見するのは初めて。さすがテノール歌手だけあって、歌声に艶がありました。しかも、実生活の育ちの良さがアルマンの純粋なところとかぶって良かったです
寺脇さんは、「相棒」の薫ちゃんのイメージが強すぎて、「オットーって良い人」と思いながら見ていました。余談ですが、こういうイメージを持たれてしまうことを水谷豊さんは危惧して卒業を勧めたのですよね。見ているうちに、オットーはマルグリットを本気で愛してしまったことに気付いて、自分自身に戸惑っているんだということが分かりました。
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アフタートークショーは、オットー役の寺脇さん。観客からの質問を幕間まで募集していました。質問や答えを一字一句覚えられなかったので、こんな感じということでアフタートークショーの内容を書きます。
A:春野寿美礼さんについて
Q:お稽古場で、オットーの髭剃りのシーンで「ヘルマン」と言っているところを真似されて、自分がやるよりカッコ良かった
素顔は完全なる天然です。「マルグリット」の特番のときに、カクテルを味わって飲みたいのに、一気に飲んでしまうと答えたので突っ込んだけれど、春野さんはまた「味わいたいから一気に飲む」と返答された
春野さんのようにカーテンコールでお辞儀をしてみたい。(このあと、オサちゃんの挨拶を何回も真似されていました
)
A:オットーについて
Q:地球ゴージャスの公演のように笑わせるようなところがないのでツライ嫉妬深いところが自分と似ている。
A:「オットー」を使ってダジャレを3つ作ってください。(共演者の山崎裕太さんからの投げ文)
Q:①オット、オット、オットー、何の音②うちのオットー(夫)③ヒュルリ~ヒュルリ~ララ
オットー(越冬)ツバメです。
山崎さんとtekkanさんが舞台奥のオケボックスに入り、指揮者用のカメラの前で寺脇さんに対して手を振っていたようです。寺脇さんが2階席の下に取り付けられたモニターを見て笑っていました。(1階席だったのですが、私の席からは確認できませんでした)このやり取りを見て、きっとこのカンパニーは明るく楽しく和気藹々としたカンパニーなんだと思いました
質問者の中に、この日お誕生日の方がいたので、寺脇さんのリードで客席みんなで「Happy Birthday」の歌を歌ったり、とても楽しいアフタートークショーでした
アフタートークショーなるものは、初めての参加だったのですが、なかなか楽しいものですね。また機会があったらアフタートークショーに参加してみたいです