政治を議論する際に、『あの人は「右翼」、「ウヨ」、「右巻き」』とか言われる。（左翼も然り。）
日本においても、社会党が「右派」と「左派」に分かれていた。
フランス大統領選にも「ルペン率いる極右政党「国民戦線」が決選投票へ。」とニュースが流れた。
ウクライナには「ナチズム」の政党がある。ロシアの侵攻を招くトリガとなった。
<https://matome.naver.jp/odai/2139338815267519601>
整理をしたい。
■前に
『「右翼」と「左翼」、「保守」と「革新」は違うという意見もある。』とのことだが差は分からなかった。
学術的な差があるのかもしれないが、私見でいく。
大学行く学費ください。
■「右翼」と「左翼」について
フランス議会（立法議会）の座り位置が所以の言葉である。
封建社会が続き「共和政」という言葉も生まれていなかったと思う。
全国民の教育はレベル低い。
現在の日本は先進国であり、貧富や属する社会環境は複雑化している。
識字率も高い。
政治思想も千差万別であろう。もちろん無関心も含む。
人を２つの派で分けること自体が日本人の限界を示している。
立法議会にても王党派、立憲君主派、フイヤン派、ジロンド派、王党派、立憲君主派、中間派が存在していた。
先進国の政治思想ラインとして保守（急進派、中間派、穏健派）、革新（急進派、中間派、穏健派）の６派に分かれると思う。
中間派は急進派と穏健派の半分ずつ政策が同じという位置づけである。
日本独自としては「無関心派」が加わり７派になるという見方をしている。
■「中道」への違和感（wikiより）
日本で中道政党を名乗った政党は、公明党、民社党、社会民主連合である。
現在は消滅したり、規模を縮小している。
公明党については、政策を見るとほぼ共産党と合致する。
極論を言えば、国家元首を教祖にするか党首にするかの差である。革新系である。
よって、革新系急進派とみなしている。
日本、世界においても議会で多数を占め政権政党になった党は無い。
公明党は連立で与党となっている。
世界を見ても、宗教系、革新系が多い。
革命時のフランスでは「議席の下段に座ったので、平原派（プレーヌ派）あるいは蔑視の意味を込めて沼沢派（マレ派）などと呼ばれた。」と書かれている。
「私は『中道』なので、あなた方の政策議論に加わらない。」という人がいたが、多くが政治の無関心層であった。
プライドが高くて「無知」を隠したがる人が多い。
真の中道は保守派、革新派の思想、政策、信仰に詳しく、時には両派のネゴシエーターになれる人だと思う。
政治に関する高い知識、コミュニケーション能力、人格が必要になると思っている。
■過激派
自分の思想的立ち位置を正義と思い、「自分の社会的正義が法律を上回り、違反しても構わない。」と思う人たちである。
民主主義の枠外の行為であり、やってはいけない。
私は過激派と称したい。
１．本島市長銃撃事件
原因は「昭和天皇に戦争責任がある。」という発言である。
私のカテゴリでは保守系過激派の行った行為である。
ただ、先に否定した言葉を埋めた「行動派右翼」という言葉が似合う事件である。
<https://www.youtube.com/watch?v=z4CvYkGNVjA>
２．高江ヘリパッド平和団体
防衛省職員のテント撤去の貼り紙を暴力で阻止。
こちらは「行動派左翼」ということばが似合う。
<https://www.youtube.com/watch?v=eoZgYs9GPOA>
■改めて「右翼」と「左翼」という言葉
他に、ピース缶爆発事件、成田闘争、よど号ハイジャック、テルアビブ空港乱射事件等がある。
連合赤軍、革労協、全共闘は「革新系過激派」という言葉は合わない。
これらの団体は「暴力による共産主義革命」を目指しており、議会制民主主義の範疇外の組織と認識した方が良い。
ここまで来ると「左翼」という言葉が出てしまう。
「右翼」も同様である。
「右翼」と「左翼」は、議会制民主主義の枠外の考え方を持つ人を指すと考えたい。