上司の紹介のもと手術する病院が決まった。あれよあれよと初診の日が決まり、上司がかけあってくれたことにより最短の日に近隣の大学病院に初診の予約をとることができた。
大学病院なので、初診の時は主治医とは違う先生が初診の問診をしてくれた。
とりあえず手術日は抑えときましたんで!と提示された手術日は月末の31日だった。その時は手術日抑えてもらえて良かった〜と思ったが、後日、月跨ぎやん…?と気がついた。
後日、主治医の診察日に手術の日程の相談をしてみたら「うーん今混んでて予定変えるとなると2ヶ月後とかになりますね?」と言われ大人しく月跨ぎだが仕方ないか…と月またぎの手術日程をうけいれることにした。
この時、患者さんは本当に弱い立場なのだなと思った。1日違うだけで何万も支払いが違ってくるけれど、このチャンスを逃したら2ヶ月後しか治療してもらえない。待つくらいならお金払って治療してもらうか、となる。
なんか腑に落ちないけれど。早く手術できるならいっか!と思って予定通りの日程で手術お願いすることにした。
仕事がシフト制なので今後の治療で勤務に穴を開けてしまうことを考え、まずは直属の上司に報告することにした。
「ちょっとお話いいですか」
と上司を呼び出した。
私「実は…病気になっちゃいまして…」
上司「え!?なになにどした」
私「がんで…」
上司「え!!!えーほんとに…!?どこのがんよ…」
私「乳がんでした」
その後これから手術する病院を決めようと思っていること、その際に休みをもらうことなどを伝えた。その時、手術は近所の通いやすい病院でいいかなと思っていたのだが、上司に手術実績とか多いところにしな!と言われお薦めしてもらった病院に紹介状を書いてもらうことにした。
まだ親や友達には病気のことはいえなかった。
針生検から結果が出るまで1週間。
毎日毎日全然落ち着かなかった。めちゃくちゃネットを検索した。悪性だろうな、とは思っていたけれど、いやもしかしたら違うかもしれないと言い聞かせていた。でも心の底ではなんとなく予感はしていた。
この時私はそろそろ2人目が欲しいと思っていた。悪性だったらどうしよう。人生設計が…とか思っていた気がする。
そして結果を聞きにクリニックへ。
医師「悪性です」
やっぱりぃーーーー!
私は思わず医師に確認した。
「妊孕性とかって残せますか…?」
医師は少し困って「これから治療をする病院で相談してみてくださいね。」と優しく言ってくれた。
今ならわかる。なぜクリニックの医師が少し困ったような様子だったのか。がんのサブタイプによってホルモン療法が必要か否か、主治医の考え、婦人科との連携…などなど様々なことを乗り越えないと妊孕性は残せない。そりゃその場で答えられないわな!
診察が終わって看護師さんがパンフレットをたくさんくれた。その中には妊孕性のことについてのものもあった。看護師さんが大丈夫よ、と優しく声をかけてくれたので少し涙目になってしまった。
はーやっぱり悪性だったか…手術する病院どこにしよ…夫に言わなきゃ、あ、上司にも。親に言いたくないなーとか思いながら家に帰った。