人を指摘してしまう自分をどうしたら？

モテ塾の

最後の恋応援ナビゲーター
市川浩子です。

今回は、
メルマガ読者Nさんからの
お悩みと私からのアドバイスを
ご紹介いたします。

（少々長文なのですが
大切な内容ですので、
ご熟読くださいませ）

Q. 私は、市川さんや色んな方の
メルマガを読んだり
心理学を勉強したりして、

話をすると
相手の問題点がわかるようになり
どうしても指摘したい気持ちに
なります。

「相手には
自分で直す力があるので、
そっと見守る」
と聞いたことがあるので
黙ってようと思うのですが、

本人が気付いてないから
せめて気付いてもらうように、
と思って指摘して後悔します。

本人も気付いてない訳ではなく、
周りもあえて言わない
優しさだったりするのかも
しれません。

でも私が言わないと
って変な正義感が強くて困ります。

黙ってられなくて、
言った後に必ず後悔するので、

あれと思い少し調べてみたら、
自信のない人や、
自己顕示欲の強い人に多い
とありました。

これってACの特徴と似てて、
あるあるだったり
するんでしょうか

私は親からあまり褒められなくて
自分にダメ出しが多いです。

そして相手に指摘するとき、
ドヤって感じで、
納得させたいとかすごいって
言われたいんだと思います。

いつかメルマガで
取り上げてもらえたらと
思ってました。
ご回答よろしくお願いします。

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A. Nさん、ご質問
ありがとうございます。

さすが心理学を学ばれて
いらっしゃるだけあって、
大事なところに
気づかれてらっしゃいますね。

人は、過去にしていた
会話のパターンを、
別の人との会話の中で
繰り返しています。

Nさんがおっしゃった
「AC」とは
心の状態を分析しグラフ化する
「エゴグラム」でのお話。

その中でACとは、
「従順な子どもの心」
を指します。

エゴグラムで考えるとしたら
自信のない人なら
ACかもしれませんが

どちらかというとACより
CP（厳格な父親の心）から
発する言動かと思います。

ここから先は、心理学を詳しく
ご存じない方にも
分かりやすくお話しますね
（上記については
長くなりますので、
また別の機会に解説します）

人間は幼い頃に、
その人独特の
物の見方を身につけます。

それは、人生に関する
自分なりの結論といっても
いいかもしれません。

そしてその結論は、

大きくなってから得る
生活上の色々な結論よりも

はるかに強い影響力を持つ

といわれています。

子どもはさまざまな体験を通して、
次の4つのどれか一つを身につけ
大人になります。

1. 私はOKでない、他人はOKである
　（自己否定・他者肯定）

2. 私はOKでない、他人もOKでない
　（自己否定・他者否定）

3. 私はOKである、他人はOKでない
　（自己肯定・他者否定）

4. 私はOKである、他人もOKである
　（自己肯定・他者肯定）

お分かりの通り、

理想は、4の
「自己肯定・他者肯定」
です。

ところが
「私は価値のない人間だ」
と結論づけた人がいるとします。

そして、この立場に基づき、
自分の人生ドラマに相応しい、
ある種の役割を演じる人々を
選んでいきます。

このように、

自分自身について
どう感じているか、

他人についてどう感じているか
ということを、

人生に対する
「基本的な構え」と呼びます。

そうして周りの人たちの言動で
自分は価値のない人間だと感じ、

基本的構えを
強固なものに
していきます。

Nさんのように、
人を指摘してしまいたくなる
心の状態は、

3の自己肯定・他者否定と
考えられます。

お母さまとの会話のパターンが
影響している可能性は
大きいと思われます。

ここからは
推測でしかないのですが、

幼少期、Nさんは小さくて
お母さまには口では勝てない
ですよね。

そのため、言い負かされて
心の中では反発し

「私はそんなんじゃない
私は悪くない
私は間違ってない
お母さんのほうが間違ってる」

って思っていたのかもしれません。

なぜそんなふうに思うかって
同じような体験をしていた私が
父親に対してそうだったから

だいたい、そのような
会話パターンを体験した人は

1の自己否定・他者肯定か
3の自己肯定・他者否定の
基本的構えを身につけやすいのです。

以前もお話したように
「人は基本みな善人」なので、

人を否定してしまうNさんは
その後（それがどんなに
正しいことであっても）

「指摘しなきゃよかった」
「あんなふうに
　言わなきゃよかった」

と後悔してしまうのだと思います。

（基本はとっても
優しい人なんですね）

そのため、最終的には
2の自他者否定に
なってしまっています。

それをやめるには
お水が少ししか入ってない
心の中の「承認のコップ」を
満タンにしてあげることです。

その具体的方法は
長くなりますので
次回にいたします。

お楽しみに〜