心の声ではなく◯の声を聴こう

モテ塾の

最後の恋応援ナビゲーター
市川浩子です。

私が心理学を学ぶ中で
何人もの先生たちに
出会ってきました。

その中である先生が
言っていた言葉で
確かにと思うお話が
あるので、シェアしますね。
（長いので、多少途中を
省略してお伝えいたします）

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「心の声を聴いてはいけない」

「心」や「身体」の声を無視して
「頭（理性・常識・他人の目など）」
の声に従って生きていると、
さまざまな悩みや病気に苦しみます。

我慢の限界に達したあなたは、
苦しみの解消を求めて
心理学の本を読み漁り、
心理セミナーへ参加をしたり、
心理カウンセリングを受け始めます。

すると、今までとは全く異なる
180度逆の生き方を
するように教えられます。

すなわち、
「心の声を聴きなさい」
「“ありのままの自分”を
　大切にしなさい」
「自分軸を持ちなさい」
といったアドバイス。

実際のところ、
頭の声に従うのを止めて
自分の感情や身体感覚に
素直に従って生き始めると、
多くの悩みや病気のストレスから
解放されます。

「嫌なもの（人）は嫌でいい。
やらない」

「正しい方よりも、ラクな方、
楽しい方を選ぶ」

という生き方。

確かに、
これには効果があります。

しかし、
心理カウンセラーとして
独立する以前の、
かつて、受講生の立場で
さまざまな心理セミナーに
参加をしたり、
心理カウンセリングを
受け始めたときから、
私の中で腑に落ちない
一つの疑問がありました。

それは、
「心理学や心理カウンセリングを
深く学び、人一倍、心の声を聴いて
生きているはずの人物の人生が、
必ずしもうまく行っていないのは
なぜだろう」というもの。

例えば、

・他者としばしば衝突し、
　人間関係の問題を起こす

・他者と親密な人間関係を
　持たない

・男女関係にだらしがない

・家族（配偶者、両親、兄弟・
　姉妹、子ども）との関係が悪い

・幸せな家族を持たない
　（心の声を聴いた結果の
　離婚／独身）

・心因性と思われる疾患

といったような心理学講師や
心理カウンセラーに
しばしば出会うことがあり、
「心の声を聴いた結果、
あんな風になるのは避けたいなぁ」
などと思ったこともありました。

「せっかく心理学や
心理カウンセリングを
学ぶのであれば、
健康で幸せな人生を手に入れたい」
というのが私の正直な願いです。

では、なぜ、心の声を聴くと、
人生がうまく行かなくなる
のでしょう

それは、
「心の声は容易に間違いを犯す」
からです。

とても重要な事実なので、
もう一度繰り返します。

「心の声は容易に間違いを犯す」

他人の言動や周囲の出来事に
対するあなたの反応は、
あなたが過去、特に子どもの頃に
経験したトラウマや獲得した
ビリーフ（事実に基づかない
思い込みや信念）によって
強く影響を受けます。

トラウマやビリーフを
抱えている者は、
健全な人間関係や環境に
身を置くと、
不安やストレスを感じ、
逆に、不健全な人間関係や
環境に対して、
安心感や心地良さを感じます。

つまり、未解決のトラウマや
ビリーフの影響によって、
「私たちの心の声は
容易に間違いを犯す」のです。

・私という存在には価値がない

・私は迷惑な存在だ

・私には欠陥がある

・私の家族には欠陥がある

・人から大切に扱われると
　罪悪感を感じる

・人と親密な関係を持つよりも
　一人の人生の方が気楽で楽しい

・人は私を傷付ける

・人を信用するのは危険だ、怖い

・愛する人や大切な人は、
　いつか私を見捨てて
　私の前からいなくなってしまう
　に違いない

・私のことを愛してくれる人なんか
　この世にいない

・どこで誰と一緒にいても
　私の居場所はない

・どうせ生きていたって
　良い事なんかない。
　死んだ方がマシだ

・こんな病気になったのは、
　私に悪いところがあるから
　バチが当たったのだ

こうした間違った
「心の声」を鵜呑みにして、
人生の大きな決断をしては
なりません。
幸福や健康から遠ざかります。

「心の声（感情、身体感覚）」
を聴いてはいけません。

「心」の声を聴くのではなく、
「魂」の声を聴いてください。

ここでいう「魂」とは、
いわゆる霊的な意味での「魂」を
意味するものではありません
（その場合も含みますが）。

「魂」とは、「トラウマや
ビリーフ等の影響を受けない
（受ける前の）けがれのない
純粋な心の核」を指すのです。

（ここまで）