先日カウンセリングを
受けにいらしたクライアントさん。
ご自身の隠れた感情にとっても驚いて
いらっしゃいました
本物の感情は味わったら
しっかり消化できます。
（例外…身近な方の死去や、
トラウマになるような
強いストレスによる悲しみ）
しかし偽物の感情は、
ず〜っと続きます。
まるでオブラートのように
本物の感情は、偽物の感情で
覆い隠されています。
非常に多い例が、
怒りの感情の奥には
悲しみが潜んでいることが多く
悲しみの感情の奥には
怒りの感情が潜んでいることが多いです。
「以前付き合った彼のことをつい思い出してしまう」
ということに悩んでいた方がいらっしゃいました。
彼は彼女と別れた後、あっという間に結婚して
しまったそうなんです。
愛していた人が結婚して幸せになり
祝福してあげなきゃという思いもあり、
「私も執着を手放して前に進まなきゃ」
と思えば思うほど思い出してしまうそうです。
「なぜ私はフラれたのか
」
「あんなにラブラブなときもあったのに…」
「あのときもっとあ〜していたら
うまくいったんじゃないか」
そう思うと悲しくて悲しくて、
電車で移動中に
ツーッと涙が頬を伝ったりするといいます
フラれた悲しみと現在独りでいる悲しみと
別れた後すぐ結婚してしまった
置いてかれた感が相まって、
より一層悲しくなってしまうということでした。
その方には
トランスフォメーションサイコセラピー
（通称トラセラ）を行いました。
トラセラについてまだよくご存じではない方に
解説しますと…。
トラセラは、
現在悩んでいる問題から始まり
後退催眠により、
同じような体験や
同じような思いをした
より過去の出来事を探る中で
根本原因を見つけ
排除していくというもの。
根本原因までたどり着くのに
一度では無理な方もいらっしゃいますが
一度やることで、つっかえていた
無意識の思い込みがかなり外れ、
人とのコミュニケーションが楽になったり、
関係性が良い方向に変わることが
多々あります
話を戻しますと…。
悲しみにどっぷり浸かってしまう
彼女にトラセラをやったところ、
彼を祝福してあげなきゃという思いが邪魔をして
自分自身の本物の感情に蓋をしていたことに
気付いたのです
彼女の悲しみの奥には、
やはり予想通り「怒り」がありました。
「愛していた彼が幸せを掴んだことを
祝ってあげたいと思うことは
素晴らしいことですが
心から祝えますか
他にどんな想いがありますか」
そう言っても彼女は
まだ自分の心の中にある
怒りに気付きませんでした。
その後幾つかの質問をする中で
「私、彼に腹が立ちます」
とおっしゃいました。
そして、その怒りの感情を
思う存分解放しました。
すると彼女に変化が現れ、
最終的に彼への感謝や
自分がそれだけ1人の男性を
一生懸命愛していたんだという
自分に誇りを持てるように
変わったのです
そして、同じような
パターンで恋愛が終わっていることにも気付き、
その訳もトラセラで発見しました
自分自身が
「幸せになってはいけない」
「自分は幸せになる権利がない」
と思っていたのです。
長くなるので、次回に続きます。
「本物の感情と偽物の感情」
に詳細が書いてあります。
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根本的原因がわかり
対処できたら、一気に
前に進めるようになるのです
