木曜日。
今日も寒かった。
おかげさまで、忙しかったです
息つく暇がないとは、こういうことってくらい。
そんなに、治療が必要な人がいるなんて
まだまだ、まだまだ、
予防、メインテナンスがたりていないのですね。
クリニックをあげて、
啓蒙活動に励まねば。
たのむよー、そんなに虫歯を作ってからこないでー
たのむよー、そんなにグラグラになってからこないでー
痛い時だけこないでー
メインテナンスにきてくださっている患者さんが優先です。
予後不良歯の見切りも大切だなと
最近強く感じます。
当たり前のことなんですが。
あまり回数と手間をかけて
こねくりまわしても仕方ない。
ダメなものはダメなのです。
医療資源は有限です。
それでも抜きたくないというなら、
リスクを納得してもらったうえで、
そのままに。
今日は時間通り
TeCがなかったですから
その分、根治が多かった。
根充3本、抜髄1本。
CRも多かった。
上顎前歯部のCR、うまくいったな。
正直、自費の範疇だよなー。
スタッフは要所要所で機転を利かせて、
患者さんの流れがスムーズになるように進行してくれました。
いつもながら、本当にありがとう。
新人Nさんは、アシスタント修行強化週間。
Nさんだけをほぼ1日アシスタントにつけて、
次はこれ、その次はこれだから、
バキュームはいいから準備して、と鍛えます。
先を考えて準備しようとしていますが、
まだまだ、まだまだです。
当たり前です。
まだ1か月だから。
こちらも頭をフル回転して、
どうしたら道具が出てくるまでの
待ち時間なく診療できるか、
次の次の次まで考えて指示を出します。
だから私も疲れます。
それでも準備のために待つこともしばしば。
待つのも仕事、と自分に言い聞かせます。
育成は忍耐。
彼女の準備が遅いのは、
私の指示が遅いから、不足だから。
私の力量が試されているのです。
アシスタントばかりだと、
1日立ちっぱなしなので、
つらいと思います。
はるか昔の自分の研修医時代を思い出します。
がんばれ、Nさん。
Nさんが自信を失わず、
仕事に取り組めているかが心配。
ちょうどよい負荷になるように
配慮しているつもりですが、
難しい。
若い人を指導していると、
表情が薄いというか、
ぼーっとしているように見えるというか、
やる気がなさそうに見えるときがあります。
つまらなさそうに立っているように見えるというか。
相槌も少ない。
1対1ならともかく、
講義やセミナーだと、
無表情でうなづきもない。
目があっても無反応。
私なんて、セミナーの一聴衆のときでも、
うんうん、とうなずいたり、
クスって笑ったりするのに。
元気がないのか、
落ち込んでいるのか、
疲れているのか、
つまらないと思っているのか、
別にそういうわけでもなく普段通りで、
これが普通なのか？
全般に表情が薄くて、
わかりにくい。
こちらの対応が悪いのかなと
落ち込んじゃいます。
先日、ラジオで黒川伊保子さんの話を聞いて、納得。
若者世代の 「ミラーニューロンの働きが弱いから」
なのだそうです。
共鳴力がないのだそうです。
私たち世代とはぜんぜん違う。
悪気があるわけではないのだと。
だから、「やる気あるの？」なんて言葉は禁句。
ちゃんとやる気もあるし、
話もきいているのに、
なんでそんなこと言うの？となってしまい、
こじれてしまうそうです。
そうは見えないんですよねー。
難しい。
もちろん、いまどき、
「やる気あるの？」なんて、言いませんよ。
でも、そんなもんですかねー。
共感していても、それが表情に出ない。
共感力自体も低いのかな？
そして、これからはそういう世代が増えて
標準になっていくので、
私たち世代のような、
いちいち相槌を打ったりうなずいたりするのは、
過剰で気持ち悪い反応ととらえられ、
少数派になる時代が
くるかもしれないのだそうです。
そんなもんですかねー。
世代の特性を理解して、
上手にコミュニケーションをとる。
あー難しい。
明日もがんばろう。
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新潟市西区真砂1丁目で 「なかじま歯科クリニック」 をやっています。
開業6年目になりました。
歯周病専門医として、お口の健康づくりを通して、全身の健康づくりのお手伝いをします！
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