暗い暗い闇の中で泣くことも出来ずもがいて居る。

脂汗で目が覚め夢だと気づく。

長野オリンピックの年の私の姿。

2月は、交通事故がなんと産まれてから三回!

2月は嫌い。

でも、
これを もう 卒業しなければ。

深く目をつむり
人生を遡ってみよう。

SNSのストーリーの様に色んな場面が浮かんでくる。

寒い朝、
小学2年の私は家を出るのをぐずった。

母は、歩くより通学バスに乗せようと坂道を共に下る。
 
バスが来てステップに手を掛けた途端
後ろから大型トラックが追突し
私は引き摺れバスのタイヤに巻き込まれた。

母は目の前で私が死んだと思ったそうだ。

周りの人がタイヤから足を抜いてくれ
運転手さんが私を抱き上げて救急車に載せた。

父の会社でも私が亡くなったと伝わり
平気で居る父の姿を見て周りはショックで気が触れたのかといぶかしんだのだと言う。


全身を強打した私は、
帽子と大きめの長靴に護られ 
バスが新車で車高が低かった事や
色んな要因が重なり奇跡的に軽傷。

そうか
2月の恐怖心はそこから始まっていたんだ。

数々の2月のアンラッキーから
良いことを今度は思い浮かべた。

体を壊した三十代。
雪深い日に子供達が電車を乗り継いでお見舞いに来てくれた。

嬉しかった。

3人がまるでChoo Choo TRAINのパフォーマンスの様におどけながら帰る姿を見送り
見えなくなり涙が溢れた。

そうだ。

どんな時もあの子達は私を励まそうと、
歌を歌ってくれたり傍らに居たんだよね。

振り返ると良いことが沢山溢れてくる。

坂道で追突され交差点ギリギリで止まり
すぐ後ろにお巡りさんがいたり、

田圃にダイビングした時は、
私も車もほぼ無傷。

meterが壊れてガス欠したのがスタンドの目の前だったりとか

2月の想い出は悪くないじゃない。

そして何より
私がこの世に産まれた月。

産まれた事を喜んでくれた家族の笑顔が浮かぶ。

私はそこから
傷ついてる過去の私を抱き締めて
ひとつひとつ
空へ飛ばすように辛い過去を成仏させた。


桃の病院の帰り道に寄った櫛引八幡宮。



一年と少し前の桃の手術の御礼参り。

参道を歩き
数々の奇跡を経て生きている事を噛み締める。

ありがとう

ありがとう

傷つけられたと思っていた自分にも
さようなら。

傷ついたと思った台詞の中に
宝が隠れていた。

弁財天へ詣った後に、
次から次へと仕事のお誘いが舞い込んできた。

2月は
嬉しい月

浄化を経て
オセロの黒がパタパタと白に代わっていくみたい。

さあ
2月を楽しもう

さあ
人生を楽しもう
櫛引八幡宮の御祭神 天照大御神
花は、天岩戸の前で あめのうずのみことが踊った時の髪飾りの花 ティカカズラ。

あめのうずのみことは、
後に三重の猿田彦と夫婦になった。


追記

田圃にダイビングした時は、目の前に滑って横付けになった車を避ける為
意図的にハンドルを切って落ちたのですが、
百八十度向こうを向いてストン!と落ちた車から脱出する時

『JAPAN アクションクラブかよ。』

と、ひとり突っ込みした私で有る。

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