絶対に触れてはならぬ箱
ジャラジャラと鎖が音を立て
みしみしと箱が開こうとする
…思い出したくも無い過去が
叫びと共に蓋をこじ開ける
いつの間にか忘れかけていた
自分の欲求
いつも何かに怯え不安だった
どうせ人生なんてそんなもん
諦めてもいた
いつからか当たり前の生活が始まり
日の入りと共に朽ちていくのだろう
それが一つの願望だったのかもしれない
だけど
この箱がそれを赦さない
ひどく掻きむしり血を流して
それでも追い詰められ
震えが止まらなくなっても
過去の痛みは消えない
いっそこのまま存在ごと無になってしまおうか?
荒れ果てた心で死を願う…