亞璃澄’s world -3ページ目

亞璃澄’s world

主に自作の詩を公開しております。
気になった方は、どなたでも足を運んでみてください。




絶対に触れてはならぬ箱

ジャラジャラと鎖が音を立て

みしみしと箱が開こうとする

…思い出したくも無い過去が

叫びと共に蓋をこじ開ける



いつの間にか忘れかけていた

自分の欲求

いつも何かに怯え不安だった

どうせ人生なんてそんなもん

諦めてもいた

いつからか当たり前の生活が始まり

日の入りと共に朽ちていくのだろう

それが一つの願望だったのかもしれない


だけど

この箱がそれを赦さない

ひどく掻きむしり血を流して

それでも追い詰められ

震えが止まらなくなっても

過去の痛みは消えない

いっそこのまま存在ごと無になってしまおうか?



荒れ果てた心で死を願う…