海外医学部は簡単!の謎 | 晴れ時々涙

晴れ時々涙

有名私立小学校を経て中学入学を目前に12歳から、英国パブリックスクールにガチ入学の長男・次男・娘。その後ヨーロッパ医学部に進学した3人。高級3LDKのアパートで3人共同生活。笑って泣いて学費に追われながらも、車好き夫婦と犬3匹の楽しい奮闘記。

よく目にする、

「海外の医学部の入試は簡単。」

「合格しやすい海外医学部。」

果たしてそれは本当か?

入学者の3分の1しか卒業できないと

大学側は言い切っている。

 

先ずはファンデーションコースの

受験資格がトイフルIBTが61点以上ある人

その人が1次試験を受ける資格がある。

もちろんその成績で英語の試験免除もある。

 

1次試験は日本語、英語、どちらで受験しても良い。

面接は英語なので英会話は必須。

面接のための英会話教本は役に立たない。

個人的な事を聞かれたり、細胞の変化を聞かれたり。

その時々によって違う。

 

そして2次試験を受ける人は

当然1次試験が受かった人のみ。

1次で3分の1は不合格になる。

と言うのも、簡単だと安易に来た人、

簡単な問題もあるが、

IB国際インターバカロレアの

教科書にしか載っていない、

日本で習わない部分が占めているので

その中で点数獲得は難しいものがある。

 

2次試験は大学によって違うが

トイフル86点が必要なところも、

安全圏を狙うなら90点は欲しいところだ。

2次試験はもちろん英語で理数科目、

専門的な事がほとんどだ。

そして面接も理解度の確認作業的。

最終的な合格率は僅か1割程度。

日本で定員割れをしても

気にしない大学側の態度。

 

晴れて入学しても、

1学期に落第する人もちらほら、

長男くんの同級生でも

進級できなかった人、

大学側から退学を言われる前に

自主退学した人は結構な人数いる。

片手人数しかいない日本人にそれは多い。

御三家出身だから、〇〇大学卒業と自慢?

しながらの「さよならコース。」

 

だからと言って良いほど

現在海外医学部のブログか

(現在在学中の人)

それを進める英語教室は多いが

まだ卒業生は数少ない。

 

と言う事で我が子とて

今は順調でも先は分からない。

ガリ勉と言われていた子達だけが

今も残っている状態。

 

ファンデーションコースから

入学したら入試は簡単でも

1学期毎に落第があり進級に影響、

無事卒業するのは至難の技だよ。

 

そう言う我が家もヒヤヒヤだ

果たして卒業してEUの医師免許取得、

日本の国家医師免許取得にチャレンジできるのか?

実際に取得している先輩はいるのだが。。。

非常に難関な道であるよ