こんにちは。
六本木にある森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・へリング展 アートをストリートへ」へ行ってきました。
 
キース・へリングは、1980年代のニューヨークを中心に、地下鉄構内など、立場によらずにメッセージを発信できる場所に、アートを描いたアーティストです。
 
社会的なメッセージをわかりやすくアートに込めた作品の他には、広告の仕事や児童福祉活動も、積極的に展開しました。
 
日本に来た時に、表参道の道路にアートを描いている姿を撮った写真もありました。
 
人種差別の問題を明るいアートで描いた「南アフリカ解放」はわかりやすくて、私の中では一番印象に残っています。
 
当時は、字の読み書きができないことで、日常生活以外でも困ることが増えてきていたため、識字率向上を呼びかけるポスターもありました。
 
31歳で亡くなるまで、約10年のぎゅっと詰まったアーティスト活動の軌跡の展示でした。
「アートはみんなのために」というへリングの言葉が、よく伝わってきます。