こんにちは。

 

コロナウィルスの影響で在宅ワークが勢いよく普及し、在宅ワーク向けのグッズも、便利なものまで販売されるようになってきて、数年前より豊かになった面もあります。

 

副業ができるようになり、ワーク・ライフ・バランスを常に問われるようになってから、何年か経ちます。

 

オランダのワーク・ライフ・バランスを紹介している『オランダ流ワーク・ライフ・バランス 「人生のラッシュアワー」を生き抜く人々の技法』中谷文美(世界思想社,2015)を読んでみました。

 

・「1.5稼ぎタイプ」

 夫のフルタイム(1.0)と妻のパートタイム(0.5)を足して1.5

 夫婦ともフルタイムで働くより、賃金的に「1.5稼ぎタイプ」の方が効率的と言われている。

・ワークシェアリングの発想

・使用者側と労働組合側がパートタイム促進に関して協調的

・労働者の生活に対する「ゆとり」を求める姿勢

・女性労働力の増加

・保育所などの家族外サービスが不十分

 

最近は若い人も、仕事以外の時間を大切にするため、パートタイムで働く人も増えているそうです。

 

 

一般の会社員の働き方ではないキャリアでは、TRFのDJ KOOさんの話を聞いたことがあります。

TRF結成前、ディスコやクラブがなくなっていくという社会の事情によって仕事がなくなった時期に、清掃業のアルバイトをしていたそうです。

そこからの転機は、ある日、ライブイベントに誘われたのがきっかけで、小室哲哉さんと出会い、この人についていこうと思った!と、会った次の日に清掃業のアルバイトを辞めて、小室さんのスタジオに通い、近くで音楽作りを学んで、TRF結成につながったとのことでした。

 

後にメディアで、好きなことを仕事にしたい人に向けて、苦労は味にしようというメッセージを送っていました。

 

大人になるほど、建前の社会は年齢とともにどうでもよくなり、お金では引き換えられない、出会いや経験の方がずっと大切と思ってくると、ワーク・ライフ・バランスはないと苦しくなりそうです。

 

昔には戻れないだろうなと思いました。