今日の 「光る君へ」
長徳の変が描かれ、観ているこっちも情緒が乱れる回でした。
ドラマでは既に他界した藤原道隆(道長の長兄)の息子、伊周(三浦翔平さん) 隆家(竜星涼さん)兄弟。
権力者の両親に甘やかされて育ったからなのか、
調子乗りすぎの嫌な兄弟になりましたね。
妹(隆家にとっては姉)の定子に、
「皇子を産め〜!」と令和なら大炎上なマタハラ言うし…。
そんな、兄弟のやらかし事件
「長徳の変」
発端は伊周の恋人(光子、はんにゃ、金田さん演じる藤原斉信の妹)の屋敷に見事な牛車が止まっている。伊周はきっと彼女に新しい男が出来たに違いないと思い込み、弟、隆家がそいつ、ちょっと懲らしめてやろうぜ〜的なノリで、相手の顔も確認しないで矢を放ったら、相手は花山院(本郷奏多さん)!
前の天皇ではありませんか?!
しかも、花山院の御相手は伊周の恋人ではなく、その妹だったのです。
女性問題絡みの色んな勘違い、思い込みが重なった
ウソみたいな本当のお話です。
まぁ、花山院も出家の身で女性のもとに通う?
と本当にツッコミどころ満載なんですが、
花山院といえば、早死にした女御のよしこさんが大好きでしたよね。新しい恋人はよしこさんの妹なんです。
亡き妻の面影があるから通ったのですかね?
切ないけど、女性側は複雑かも…。
話は、伊周、隆家兄弟に戻って…。
花山院に矢を放つというのは、今だったら、
上皇様に発砲するようなもので、そりゃ重罪です。
ふたりはそれぞれ流罪になります。
でも、事件が明るみになった後の兄弟の行動は違いました。
兄の伊周が逃げ回っているのに対して、弟の隆家はあっさりと罪を認め出頭します。
なんか、カラッとしている隆家。
歴史では、この隆家、何年か後にいい意味で活躍します!
気の毒なのが、この兄弟の身内である中宮定子様(高畑充希さん)です。
こんなに愛らしい定子様が兄弟の罪のせいで、悲劇的なことになるんです。
兄弟の罪が許されないと知ると、自ら髪を切って出家してしまうのです。
当時の出家は、現代とは全然違って、今で言うと自死にも等しいらしいです。
あんなに仲睦まじい帝がいらっしゃるのに!
先週まで、一条天皇と中宮定子様のラブラブを見せつけられてこれは視聴者もキツい。
帝も愛する妻の兄弟を罰するのは辛かったでしょうね。でも、身内びいきしなかった帝は素晴らしい方ですよ(涙)
そして、来週はついに清少納言が「枕草子」を執筆?!
清少納言は中宮定子様を激推ししていたようなので、本当にどんな気持ちで「春はあけぼの」を書いたんでしょう?
ファーストサマーウイカさんの清少納言にハマっている私。
先週の回で、宮中で他の女官に嫌がらせをされても、中宮様の笑顔を見れば嫌な事など吹き飛んでしまいますわ!と言ってのけた、
その鋼メンタル羨ましい!思ったものです。
大好きな中宮様の栄光と凋落を見ていながら、
あの1000年残る随筆を書いたのですね(涙)
そういえば、女院さま(吉田羊さん)を呪詛したのは誰なの??
呪詛も伊周兄弟のせいにされているけど、
もしかして、女院様の自作自演?
ま、まさか猫好きお姫様倫子様じゃないわよね(震)
このドラマを観ていると、まぁ、たくさんのフィクションが入っているとはいえ、平安時代の人達も今の人間と変わらず、色んな人がいて、みな一生懸命生きていたんだな〜と毎回、興味深いです。
あ、今日は主人公のまひろ(紫式部)の事、書いていないや
((´>ω∂`)☆)