前回書いた「母の入院」という記事、当初は

アメンバー限定記事にしていました。

身体的な病気とは違って、

精神的な病気であり、かなりナイーブなものなので、

私自身も極一部の人にしか言えなかったので・・・。

 

ただ、これから先、私の生活で母の事、

母の今後についての悩みがさらに大きくなると思うので、

同じような境遇の人と分かち合えたら・・・

という思いから、今後母の事も全体公開にしようと思います。

(内容によっては限定記事にすることもあるでしょうが・・・。)

 

私が物心ついた時から、精神的に不安定だった母。

母の精神不安定により、私を育てることも出来なくなり、

私は中2の時に伯母(母の姉)に預けられたものの、

母は父の記憶では1,2回精神科を受診したものの、

「薬に毒が入っている!

このままじゃ私は病院に殺される!」

と訴えて、治療を中断し、それ以降現在まで、

未受診の状態が続く。

 

そんな中、先週の日曜日に急に母が激しい腰痛を訴えて、

救急車で大学病院を受診しました。

そしたら、最初に診察した医師が

「(母の)話の内容が支離滅裂だ。精神的に問題が有るのでは?」

ということになり、父と私の話から、

母は大学病院の精神科に「医療保護入院」となったのです。

 

(医療保護入院とは、精神障害の人を対象とした入院の形態の一つ。これは、入院の必要性が明白であると医師が判断したにも関わらず本人から何らかの理由で同意が得られない場合に、保護者などから入院の同意を得て行うもの 。)

 

以上までは前回ブログに書いた内容です。

 

入院した2,3日は母も腰が痛くて元気がなかったのですが

先日父と見舞いに行った時は、

腰の痛みはかなりよくなっているようでした。

 

となると、問題は今後の事。

母はまだ自分が精神科に入院している自覚はなく、

腰の痛みが治ったら退院できると思っているのです。

 

ただ、今、退院させたらまた元に戻ってしまう・・・。

 

実は母は今まで父が購入したマンションにわがままを言って、

ずーーっとひとりで住んでいました。

私や父を絶対に家の中に入れようとしないので、

(一人暮らしが心配だからマンションの部屋に入りたいと言ったら、

ヒステリーを起こして、「死んでやる」とかわめく始末・・・。)

今回の入院を機に、父が母の住む部屋に入ったら・・・

 

そこはテレビで見るような「ゴミ屋敷」だったそうです。

また父がマンションの管理人に今までの事情を話したら、

実は母の事はマンション内でも問題になっていた様子。

まず老人の一人暮らしなのに、民生委員や福祉の人の介入を拒む。

そして、父が見た様に「ゴミ屋敷」なので、

隣の部屋の住民に非常に迷惑が掛かっているとの事。

例を挙げると、夏になるとゴミの臭いがきつくて、

隣の住民は窓も開けられないとのこと・・・。

 

私も胸が痛かった。

娘なのに今まで何の手立ても出来ずに、

母の事で色んな人に迷惑を掛けていたことに。

(でも、母は私に構ってほしいくせに私が家の中に入るのは絶対に嫌がる・・・本当に厄介。。。)

 

そういうことを先日、母の主治医と話し合いました。

主治医の先生たちも母をこのままもとの一人暮らしの部屋に

戻す訳には行かない。

母が父との同居を拒む以上

(父も精神的に病んでる母とは暮らせないと思う)

母は退院後は「施設入所」が適当だと考えているとのことです。

 

施設入所・・・親が高齢になったら、誰でも

在宅で診るか、施設に入所させるかの岐路に立つでしょう。

今、私はその岐路にたっているんだ。

 

私も結婚して子供もいて家庭があり、
精神を病んでいる母の面倒は見られない。
そもそも母と私は長年にわたる確執もアリ、
母はいわゆる『毒親』で、私のトラウマの原点でもある。


夫である父も娘である私も面倒を診られないなら、
施設入所が一番妥当だと私も思う。


このまま、また前のマンションで一人暮らしさせたら、
また「ゴミ屋敷」に戻って、マンションの隣人に迷惑をかけるし、
行きつく果ては「孤独死」しかない。


それで、今週末に今の母の生活状況を見る為に、
病院の主治医と看護師とケースワーカーが私と父の立会いのもとで母の部屋をみることになっています。

ただ、他人からの介入を嫌がる母は
(母は非常に見栄っ張りなので、誰にも弱みをみせたくないのです。)
施設への入所をきっと拒絶すると思います。

母はきっと言うでしょう。
「私は腰が治ったらもう大丈夫だ。
何も出来ない年寄扱いするな!」
って。
母は自分の精神の病を自覚できないのが一番厄介なんですよね・・・。

母の施設入所に向けて、ひと悶着もふた悶着もあると思います。

私もすごく不安だけど、これ以上母の一人暮らしは無理で、
父も私も一緒に生活するのが無理な状況ならば、
施設入所以外に道はない・・・。


今やっと医療に繋げられたのだから、
このチャンスをいい方向にむけられますように。