サンフランシスコから一時帰国している人からきいた話。
サンフランシスコでは、Macy's や Nordstrom のようなデパートをはじめ、大手ドラッグストアや衣料品、スポーツ用品店などが閉店したそうです。(ニュースでみたけどホントなのね)
なぜかと言うと、店を開ければ窃盗にあい、損失が膨らむだけだから。
背景にはカリフォルニア州の法律があります。
なんと、盗んだものが950ドル相当(日本円でおよそ14万円)以下の場合は、軽犯罪として分類されるらしいのです。
考えようによっては窃盗で生きて行ける・・・
こうしてサンフランシスコのダウンタウンは日本の地方にみるシャッター街のようだそうです。
(画像はお借りしました)
何年か前、公衆トイレが少ないサンフランシスコでホームレスが激増し、排せつ物の処理が問題になっているという記事を読みました。ゾンビタウンと呼ばれるエリアでは薬物も蔓延。
結果、街中のあちこちに放置されたウ〇〇を処理する仕事(名付けてPoop Buster)の年収が数年前で20万ドルでした。
ただの清掃員じゃなくて(薬物という)危険と隣り合わせですからね。今ならきっと25万ドルは超えてる(へたをすると30万ドル)でしょう。
950ドル(14万円)以下が軽犯罪だというのも、日本人にとってはショックです。
14万円は、場合によっては一か月の生活費。家賃を除けば、このお金で家族4人が生活できます。
アメリカ人にとっては2~3万円の感覚なんでしょう。
つい最近、アメリカみやげでもらった月餅の値段に驚愕したばかり。
ニューヨークで流行っているというその月餅は丸型のギフトボックス入りでリボンまでかかっていておしゃれ。
さすがニューヨーク!
(Marie Belleよりお借りしました)
でもこれが(4個入り)80ドルです。
月餅1個当たり20ドル(3000円弱)!
しかも味が・・・微妙です。
中に普通のあんこじゃなくていろいろ工夫しまくった”餡”が入っていて、なんだか遠くを見つめたくなるお味。
近所の商店街で売ってる月餅は200~300円。
普通のあんこが入っていて安心のお味。
あ~ 今この瞬間は日本人でよかったと思います。
清潔なトイレが日本中どこでも完備していて、普通のあんこいりの月餅が200~300円で食べられるというただそれだけのことで・・・(めでたすぎますか?)
世界一リッチで、強くて、泣く子を黙らせているはずのアメリカで起こっているゾンビ地獄が何を意味するのか。
そのうち能天気なわが身にも降りかかります。