半年ぶりの帰省 ③魔法のくすり ♬魔法のくすり(ユーミン) | ☆ Pingtung Archives ☆

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60代おばちゃんの徒然です。映画やドラマ、本、受験(過去)、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。ブログのきっかけは戦前の台湾生まれ(湾生)の母の故郷、台湾・屏東(Pingtung)訪問記です。♬マークは音楽付き。

このたびの帰省で、あらためて息を呑む事実を確認しました。

それは、母が服用している薬の数・・・(17種類)

母の持病は、心臓(心筋梗塞の既往症と慢性心不全)で、時々糖の値がはみ出す程度。

血圧は低め。あとは認知症による妄想でやや不眠気味。それで17種類・・・

処方薬以外に自分で飲んでいるサプリメントを入れたら優に20種類は超えています。

正真正銘のポリファーマシー状態。

腎臓や肝臓への負担のほうが気になります。

なかでも1年ほど前から処方され、母が「魔法のくすり」と呼んでいるのが フォシーガ という薬。

写真の赤丸で囲ったやつです。

慢性心不全の母が、起きるのが辛いことがある だるくて横になっていることが多い と訴えたところ、かかりつけ医は母にこの薬を処方してくれたそうです。

 

〇〇さん、じゃあいい薬が出たから特別に出しとくね。これは心不全・糖尿に効いて利尿作用もあるんだよ

 

実際、この薬でだるさがとれ、必要な時に起き上がって日常を送れるようになりました。

 

めでたしめでたし

 

過去何度かの入院で知り合った人たちにもこの薬のことを教えてその人たちも飲んだら体がすっかりラクになったと。

まさに魔法のクスリです。

 

そして、その薬はこちらから言わないと処方してもらえないシロモノだとまで言い切ります。

ま、長年娘をやってますから そんなことあるはずない とこっちは聞き流してますが。

 

母は主治医を神や仏なみに盲信する傾向があります。

認知症が進行しつつあり、その傾向は強くなっていて、施設に入らない理由のひとつが そのかかりつけ医や今お世話になっているヘルパーさん体制が維持できなくなることだと駄々をこねます。

 

以前、(別の大病院で)心臓にステントを入れた時も、

 

先生が最近出たばかりの最新のステントを特別に入れてくれたの。この先20-30年持つらしい

 

この 特別に がミソ。

 

私はおりこうな患者(←幼児がえり)だから先生がよくしてくれる・・・

 

はっきりいって、他人様がきいたら あんた何様? と気分を害する言葉。

 

でもこの思い込みこそが、母の場合長寿の秘訣とすら思える今日この頃。

生へのあくなきこだわり・意気込みを感じるのであります。

 

それにしても フォシーガ。

心臓 糖尿 腎機能 を一手に引き受けるすごい薬ではあります。

 

ひとつで三つもこなしてるのに全部で17種類の薬を服用する母。

 

ちなみに介護保険適用で母の場合1割負担です。

あとは税金。

 

お世話になっといてなんですが、なんだかモヤモヤします。

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伊勢海老のコースにつられ、当初参加に意欲的だった母も、当日体調がすぐれず参加できなかった甥夫婦とのディナー。

 

 

毎度ですが、一応これは行っときました。

 

 

魔法のくすり ユーミン

 

おわり