義母の皮膚疾患騒ぎで、介護のおカネについてもずいぶん勉強させてもらいました。
ご興味のない方、スルーをお願いします。
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義母は89才で要介護1。
介護保険的に、要介護1の持ち点は16765単位。
金額にして、ざっくり167,650円。(本当は例外的に使えるお金があと2万円強ある)
本人の負担額は1割なので持ち点をフルに使った場合でも、本人は16,750円を払っておしまい。
持ち点の使い途は
介護用品のレンタル
デイサービス
ヘルパーさん
看護師さん
などなど。
この中でだいたいの費用がわかっているのは介護用品のレンタル代ぐらいのもんで、他のサービスについてはどんぶり勘定。
持ち点内に収まればいいや、とケアマネさんにお任せ状態が続いていました。(←嫁という立場もあります)
そこへ降ってわいた、今回の皮膚科騒ぎ。
皮膚科で受けた指示は「毎日患部を石鹸で洗ったあとに薬を塗り直す」というもの。
薬に番号をつけて説明したら、本人は「自分でできる」と。
ところが蓋を開けてみると、看護師さんが毎日やってきて手当をしてくれていたのです。
義母は言う。
なんか親切なのよ。頼んだわけじゃないのに来てくれるっていうから3000円ぐらいだからもうお願いしようと思って。いいひとなのよ。
そしてある日、看護師さんから私に連絡があり、今月の介護費用が、現状で10万円を超える、と告げられたのです。
内訳は、もともとのケアプラン分が16000円ぐらいでそれに加えて発生した自費の皮膚科の手当代。
え? そんなに? なんでまた・・・(←間抜けな私の反応)
その看護師さんによると、看護の費用は
30分まででざっくり5000円
30分以上1時間未満でざっくり10000円
なのだそう。
時給1万円の自費がかかるとは知らずにお願いしてしまった傷の手当。
安いニッポンにしてはずいぶんお高いじゃありませんか。
もちろん、この額は介護の事業所に入る金額であり、看護師さんにその何割が支払われるのかわかりません。
でも看護師さん、稼げますね。
どうりでケアプランの看護師さん訪問日がいつの間にか増えてたわけね。
以前はお風呂の日だけだったのに、今は(今回のけががなくても)週に3回。
おかしい。
ケアマネさんと話し合うべきと思いました。
無理に要介護1の持ち点を使い切る必要はないんじゃないかと思うのです。
義母の負担分は1割ですけど、9割は税金ですから節約しないと。
一説によると、なかなか上がらない看護師さんの給料を上げるために、介護事業の時給を上げて指標にするのが狙いだそうです。(真偽は不明)
税金をこんな風に使っていいのか
そもそも手厚すぎる高齢者福祉。
安いニッポンで、毎月167500円×9割分のヘルパーさん・看護師さんの費用が国庫から補助されるなんて、夢のようではありませんか?
サービスの受け手も喜び、サービスを提供する側も高時給でハッピー。
財源は国の借金。
こんな生ぬるい社会で、稼ぐ力はつきそうもありません。
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そんなこんなで、年金暮らしの義母の財政はピンチです。
通販は全部やめました。
この先同様の局面が起こるようなら、一人暮らしをあきらめて次のステップです。