線虫がん検査 | ☆ Pingtung Archives ☆

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60代おばちゃんの徒然です。映画やドラマ、本、受験(過去)、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。ブログのきっかけは戦前の台湾生まれ(湾生)の母の故郷、台湾・屏東(Pingtung)訪問記です。♬マークは音楽付き。

定期的に血液内科に通っている。

「IgG MGUS(IgG型免疫グロブリン血症)」というわけのわからない病名、というか状態で、年1回ぐらいM蛋白の数値をモニターしている。(詳しい経緯は別の機会に)

 

その定期検査を1年半もサボっていた。

理由は簡単。

そもそも自覚症状はないし、病院がコロナ受け入れ病院だったから。

で、コロナがおさまって予約を入れ、久しぶりに受診したらドクターに言われた。

 

ワクチン受ける前に電話もして来ないからどうしたかなーと思ってたよ。

 

えっ?ガーン なんか関係ありました?

ここで初めて自分は免疫系の血液疾患予備軍だということを再認識(遅い!ニヤリ

 

いや、人によっちゃあワクチンで副反応ひどかったりしたみたいだからさ。大丈夫だった?打ったのはファイザー?

 

はい、ファイザーです。副反応は・・・あ、打った場所に筋肉痛が出たのと、2日ぐらい眠かったです。

 

ははは・・・ じゃ大丈夫だね、ま、Pingtungさんの場合基準値内だしね・・・

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ここからやっと本題です。

 

このドクターとは結構話がはずむ。話題は学会で行った先(アメリカやイギリス)の話。お金の運用の話。がん予防の話・・・

ドクターはコロナで学会がオンラインになってつまらないとしきりに残念がる(先生可愛い!)。 で、その日もきかれた。

 

がん検診受けてる?

 

あー、今年は受けてません。コロナだったし。

来年じゃだめですか?偶数年にはがん検診のクーポン来るし。

 

みんな受けてないらしいけど、1年は大きいからね。受けたほうがいいよ。

 

あ、先生、今度受けようと思ってる検査あります。線虫にがんを探させるっていう・・・

 

あぁ、あれ? あれ、尿でしょ。ほんとに見つかるのかなあ。

 

先生の慎重な反応にちょっと戸惑い滝汗ながらも続ける。

すい臓がんなんか、CTとかで見つかったときは終わりっていうじゃないですか。だから線虫さんに見つけてもらおうかと。12000円って安いですよね。

 

あ、そう? あれ、早期がんが見つかるって言ってるけど、あれで仮に何か見つかるとしても見つかるのは早期じゃないと思うけどね・・・

 

そう・・・なんですか!? 目

 

ま、僕もよくわからないけど、すい癌より普通の胃とか子宮、乳がんなんかを普通の検査で地道に見つけたほうが身のためだよ。

 

(厚労省HPより)

 

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テレビCMで「線虫がん検査」のことを知ったときにはちょっと興奮した。

胃や腸の内視鏡とか、乳がん、子宮がんのつらい検診を受けずにがんがわかるなんて、救世主!と思った。

すい癌もわかれば怖いものなし! さっそくウェブで登録までした。

検査ウケる気満々でかかりつけのドクターの意見をきいてみたのが上記会話。ちょっと頭冷やそうか・・・

 

その日の夜、購読しているスノー・マンさんのブログ 左馬日記 で見たのがたまたま「線虫がん検査を受けてはならない」という記事。

ここに聞き捨てならないYouTubeの投稿が貼ってあり、びっくりした。

 

 

 

線虫がん検査の技術はたしか九州大学発だった。

けれどもこの会社の共同研究先には九州大学はない。それが何を意味するのか・・・

私は医者でも学者でもないのでよくわかりません。ですが、そうありがたがって受けに行くほどの技術じゃないかもね。

 

心配なのは、この会社の時価が1000億円あるということ。

それなりにお金が集まっていて、小さいなりに日本のユニコーン企業というわけです。

仮にこの技術が自己申告されているような技術ではない場合、大問題です。

日本発の セラノス事件 (シリコンバレーの血液検査スタートアップによる詐欺事件)に発展しかねません。

 

線虫がん検査、本物の技術かどうかわかるまでちょっと様子見です。