韓流ドラマを観たことがなかったのに、すっかりハマりました。
6話ぐらいで終わるのかと見始めたら、なかなか終わらない。
全部で16話もあるのに、最後まであらゆる感情を動員して観ました。
[ストーリーライン]
ある日、突風によるパラグライダーの事故で、北朝鮮に不時着した財閥の跡取り娘と、彼女を隠して守るうちに愛するようになる北朝鮮の将校の絶対極秘ラブストーリーを描いたドラマ。
設定は、北と南という究極の壁に隔てられた男女のラブストーリーなのだけれど、基本はコメディー。
殺伐とした暴力のシーンとコメディ、ロマンスが交互に現れ、飽きません。そして時に泣かせてくれます。
ドラマに使われた北朝鮮の集落のセットなど、ちょっとファンタジックで、これを見たら北朝鮮のイメージが変わります。
ヒロイン ユン・セリが隠れ滞在していた中隊長 リ・ジョンヒョクが住む村
このドラマの特徴は食事のシーンでもあります。
特に中隊長がヒロインのために早起きして食事を作ったり、本格的なコーヒーを淹れたりするシーンは個人的には見どころでした。
はまぐりを藁の上で焼くシーンも
作者・製作陣が「食べる」ことに託した強いメッセージを感じます。
そして主役だけでなく、あらゆるキャストが最高です。
ユン・セリにふられた男とリ・ジョンヒョクにふられた女の、ふられた同志のカップルも素敵。
ク・スンジュン役のキム・ジョンヒョン
ソ・ダン役のソ・ジヘ
この人、シシドカフカと若き日の浅野温子をたして2で割ったような感じ。
シシドカフカ
浅野温子
現実にはあり得ない設定できれいなシーンを見せてくれて、コロナ疲れのマインドに効きます。
今回おぼえた韓国の今どきワードをふたつ。
母胎ソロ・・・自分の母親の身体から出て来て以来、ずーっとソロ(女性との関係がない)という意味
ファッションテロリスト・・・ダサい人(身なりにかまわない人)
どちらも秀逸! こういう鋭い言語感覚があってこそのド迫力のドラマなのでしょう。
リ・ジョンヒョクが兄のために作り、スイスの湖上で弾いた曲