昭和の数寄屋住宅再生 ⑤悲報 廊下のフローリングは再利用できず? | ☆ Pingtung Archives ☆

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60代おばちゃんの徒然です。映画やドラマ、本、受験(過去)、犬、金融・経済、持病のIgGMGUSそして台湾とテーマは支離滅裂です。ブログのきっかけは戦前の台湾生まれ(湾生)の母の故郷、台湾・屏東(Pingtung)訪問記です。♬マークは音楽付き。

調整済み建具を一時保管場所に移動したところで、いよいよ建物の工事に着手。

とはいえ、「残すもの」が多い工事のため、はじめは「残すもの」の確認と養生という手続き。

 

和室の畳があげられた。

 

広縁の畳も撤去。一箇所穴をあけていた。

残してもらう予定の床の間の一枚板の断面。

これも残してもらう床の間の畳の枠部分。うるし仕上げ。

 

残せなかったトイレの床。

「クスノキ」の一枚板。なぜクス(樟脳)?いろいろ考えたけど虫よけというよりは消臭だったのか?

 

キッチンは撤去なので養生なし。

昭和レトロなデザインで結構好きだったので磨いて残そうとしたけど工事的にはNG、と・・・。

 

リビングの棚は残すので、夜行ってみたらすっかり養生されていた。

廊下の壁の巾木はがし。

結構難しいのね・・・

 

 

そして夕方、一本の電話が・・・

電話の主は工事の監督さん。「フローリングなんですが、一部剥がしてみたんですが、裏に接着剤が使われてまして、そのせいできれいに剥がせないんです・・・」

現場に急行して説明を受けた。

これが、床を支えている板(根太?)。接着剤が見える。

 

こちらは接着剤のあとも痛々しいフローリング側の板の裏。

 

この接着剤が邪魔をして、剥がした板の端が割れる。こんなに傷んだ状態に。

 

ある程度覚悟していたとはいえ、最大の悲報でした。えーんえーんえーん

それにしても床というものは一枚ずつ剥がすのですね?

素人目には、ひとつの面をいっぺんに剥がしたら、両端は少し痛むけど内側は無事なんじゃないか?などと能天気なことを考えたりしたのです。

 

こんな場合のために選択していたフローリングは今と同じヒノキの無垢板。

それはこんな色↓

 

今のようなアメ色になるのにいったい何年かかるのか・・・

ま、今生では見届けられないかもね。