悔しいから解説しちゃいます。ジャスティン・トーマスの凄いところ。 | 機械工学部ゴルフ学科

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メジャー初優勝のプレッシャーをものともせずに、17番は見事なショットでバーディを獲ったジャスティン・トーマス。左に引っ掛けません。

何故でしょうか?

このポイントで既にグリップがボールより前にありますのでハンドファーストでインパクトをすることは確実にわかると思います。

 

ここからが、凄いんです。

グリップは完全にボールの位置を過ぎています。グリップが先行していますので、先行したグリップに引きづられる(ドラッグ)ようにクラブヘッドは動きます。

 

インパクトです。

グリップとクラブの動きにお変わりはなくスイングプレーン上をグリップが先行しています。

 

このタイミングで、まだ右手の肘に余裕(ベントしている)が有りますので。

 

このように、フェース面を変えずに、この付近までスイングプレーン上をクラブヘッドがターンさせないでスイングすることが出来ます。

お分かりになるでしょうか?

2枚目から最後までスイングプレーン上をフェースターン無しに、グリップに追随するようにクラブヘッドが運動していることを。

 

体の中心を過ぎてもスイングプレーン上をグリップの高さを変えずに(ローピングがあるからわかりやすと思います)動いています。

明らかにこの部分は直線運動なんです。この動きが出来ればどれだけ早く振っても曲がりません。

この動きは、体の中心を過ぎても、グリップを直線運動させ、体から離れていくようにスイングすると(インパクトフィックスから、更に押し込む動作)出来ます。力は要りませんというか、入れることはできないに近い。このようにクラブが動くように手を使う。基本はフラットレフトリストです。

PGAのプロはJTだけじゃないんですが。JTの場合は、はっきりこの動きがわかります。

 

これが出来ると、打つではなく、勝手にクラブがボールを打っているに変わります。ちょっと不思議な感覚ですよ。

 

 

 

あの10番のパット。ホール間際に止まると、クリフハンガーって言うんですね。

早くもそのパロディが。

 

B型ポイさん。昨日は上手くダウンブローに打てていたので、そういう意図でこの動きが出来るようにしたんです。勝手にボールが飛んでいくみたいなこと言っていたでしょ。