娘の小学校の運動会の最中、個別療育(OT)の事業所から電話が掛かってきました。
娘の出番中だったので、電話に出られませんでした。
息子がぐずったので、お昼に家に帰り、すぐに折り返し電話をしました。
翌週末、空きがあったら予約を入れたい、と前回の療育の時に担当OT(作業療法士)のホランさんに夫から伝えてもらったので、その返事かなと思いました。
しかし、用件は来週のことではなく、今日急きょ空き枠が出たので来られませんか?という内容でした。
え、きょ…今日~?
この日は午後まで運動会の観覧をするつもりで、他の予定は入れていませんでした。
でも、息子はもう疲れてしまったので、午後からの運動会は行かずにお昼寝してゆっくり過ごすつもりでした。
娘の運動会に行かずに療育行くって親としてどーなの?!と思いましたが(娘は気にするタイプではない)、ホランさんから
『今月お休みが多かったので…』
と言われ、ギクッとしました。
そーなんです
この月は仕事やこども園の都合があったり、息子がアデノウイルスにかかったりして、キャンセルしまくりで…確かにあまり療育には行けていなかったのです。
適度に療育に通って、体力を維持することも息子にとっては大事なこと。
娘の運動会には夫が見に行っているので、私と息子は夕方から療育に行くことにしました。
こちらの事業所は、なかなか時間が合わず、私は普段あまり連れて行くことができません。
主に息子の運動面の向上を目指して通っているので、息子の運動会の様子をホランさんにお伝えしようと思いました。
ホランさんも話を聞きたいなと思っていたそうで、いつもは療育後に10分程度振り返りの時間があり、その時にお話するだけなんですが、息子を別のOTさんにお任せし、療育開始後すぐから、療育室の隅で息子の活動を見ながら話をしました。
運動会での息子の様子を話し、ダンスの様子は動画も見ていただきました。
運動能力のレベルとしてはまだまだだけど、それでも楽しそうに参加している息子の姿を見てもらえて、嬉しかったです
そして、私が運動会の時に感じたマイナスな感情についても話しました。
息子は1歳8ヶ月の頃、療育を始め、その頃からホランさんはずっと息子を担当して下さっていて、息子の成長や、私の想いなんかを経過も含めて知って下さっています。
こちらの事業所の規定で、次の3月に契約が切れるため、来年の運動会の時期にはもうこちらの療育には通っていません。
なので、療育的に長期的な視点で見てもらうことはできません。
それでも、長い付き合いなので、ぼんやりと先のことを視野に入れた話をして下さるんです。
ホランさんは
「息子くんが将来できないことが増えていく、とおかあさんは考えることが多いみたいですが、できないことが増えていくと考えるよりも、今できることをどうやって伸ばしていくか、広げていけるかを考えることが大事なんだと思いますよ。」
と私に話して下さいました。
数日前にこども園の園長先生と話したばかりで、気持ちが落ち着いているので、その言葉はすんなりと私の心に沁みました。
私が悩んでいると、将来のことを不安に感じるより「今を大切に過ごす」ことを強調されがちなんですが、やっぱり先のことを考えずにはいられません。
こうやって一緒に明るい先のことを考えていただけること、とても嬉しいです
何かしたからって、ぐんぐん成長していくタイプではないけれど、こども園や療育や家での生活を積み重ねていって、楽しく過ごし、ちょっとずつでもできることを増やしていけたらいいのかな、と思いました。
ホランさん、いつも見守っていただいて、ありがとうございます。
あと半年でお別れなんて、寂しすぎるー