妊娠34週。
転院前の産婦人科から電話がかかってきた。
「妊婦健診来られてないみたいですけど、どうされました?」

妊娠31週、羊水過多で大学病院に精密検査に行ったら、そのまま切迫早産で緊急入院になった。
羊水が多いこともあり、念のために大きな病院で産んだ方がいいと言われて、そのまま転院。

でも、こんな展開は予想していなかったので、もともとの産婦人科の個人病院では、次の妊娠32週の健診の予約を入れていた。

妊婦健診のキャンセルの連絡を入れた方がいいのかな?と気になってはいたけれど、大部屋だし、病室内安静で、病室からは出られないしで、電話もしにくくて。

最初に紹介状持って、この病院に来た時に、紹介状に「検査結果報告ください」と先生のメモ書きが貼ってあるのを見ていたので、もしかして転院の連絡がいってる?と思い、看護師さんに聞いてみた。
先生に確認してもらったところ、「前の病院には連絡しなくて大丈夫みたいです。もし万が一、前の病院から連絡あるようでしたら、自分で事情説明してもらってもいいですか?」とのこと。

それから2週間経っていて、前の病院から電話入るってどういうこと?

電話をくれたのは、受付の人っぽかったけど、事情を説明したら、先生に代わってくれた。

「結局、羊水過多の原因は分からなかったんですね?羊水抜くところまでは行ってない?そう、まぁね、羊水抜くのは破水するようなもんだからね…。はい、分かりました。では。」
と、電話を切られ…。

寡黙な先生だから、そんなにフレンドリーに話してくれるわけではないけれど、私のお腹の張りと羊水過多をずっと心配して下さったF先生。

紹介状の返事(検査結果)の報告が、3週間も経ってまだ行ってないってどゆこと?

どういうシステムで紹介したり、返事したりするのかは分からない。
今の時代、メールでピッと飛ばせるのかもしれないけれど、あいにく私の前の病院はアナログで、カルテも手書き。
お盆挟んでたから遅くなったのかな?とも思ったけれど、もう3週間も経ってるし。
しかも、私、入院してすぐに、前の病院に連絡した方がいいか、聞いたよね?

F先生に不義理をしたようで、主治医のK先生に対して、少しだけ不信感を感じてしまったのは否定できない…。

K先生は、とても熱心で、よく診てくださるし、特にイヤなことを言われたとか、されたってことはない。

それでも、少し言葉が足りないよなぁってことはあった。
夏休み中で、代理のM先生に診ていただいたら、すごく説明も分かりやすいし、分からないことはきちんと教えてくれる。

…あ、担当の先生を、M先生に替えてもらえるかな?

深夜の病室で、ふとそんなことを考えた。