「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこ | ピンゲンのブログ

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ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読みました



表紙の絵は男の子
「元・底辺中学校」に通い始めた息子の日常を
お母さんとの会話を通じて知るノンフィクション

アイルランド人の父と日本人母の間にできた男の子は
イギリスに住み
リアルなイギリスの現実を感じ、傷つき、こなし、消化する
自分は何人なのか?
アイデンティティは?
ホワイトでイエローでちょっとブルーになって
多様で複雑な人種、境遇、考え方の中で生きていく

日本人に生まれ日本に住み育ってきた私には想像もできない
今問われる多様性
「ハーフ」「ガイジン」「ニーハオ」「イエロー」意図せず人を傷つける難しさ
彼のピュアでタフな感覚を知ることはとても新鮮で心地よい
その多様性を見事に普通に空気として捉え血肉にする感覚に脱帽する

お父さん、お母さん、これからの多様な世界を生きる人
日本人以外と接する人
今、多様性を求められる貴方
感覚を刺激する良いスパイスがこのお話だ

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