私は田部井淳子さんの大ファンなのに、、、なんと彼女の本を全く読んでいないということに気がついた。講演には行ったのに、なんで本を読むという発想にいたらなかったのか。。。。
尾瀬の山小屋で、田部井さんの映画のことを知り、そういえば田部井さんの本を読んだことがないということに気がついたのである。
アマゾンで検索したら、かなりの著作があり、まず何を読もうか迷ってみた。
けど、、、なぜか彼女が書いた本ではなく、彼女がモデルの小説を読みたいと思ってしまったのだ。
そして、読み始め、夢中になり、あっという間に読み終わった。ほぼ事実のようではあるけど、どこまでが本当かわからない。だがしかし、小説としても、ほんと素晴らしいものだった。 こんなに本にはまったのは、そもそも久しぶりであった。
感動&号泣&心に残っているのは以下の通り。はあ、ほんと読んでよかった!
田部井淳子さんも山で自分を取り戻すことができた
人との付き合いとか団体行動が苦手で、日本の学校生活や会社組織をどこかで苦しいと思っていた自分と重なったのと、自分も山に行くことで自分を取り戻すことができたことが一緒だった。これをこの小説を通して思い出すことができて、この淳子さんと同じだと思えてなんだかうるうる。
女性の登山隊の人間関係がすごすぎた
本当にこうだったのかは、わからないけど、、、小説の中ではほんとどろどろな感じ。高度成長期の日本ってこんな雰囲気だったのかなあ。
あの当時のエベレスト登山は、登山家が全てやらなくてはならなかったことに驚愕
これを読んで驚愕したのは、登山家がいろんな雑用(梱包、船積み手続き、ポーターの手配、荷揚げなどなど)をしなくてはならなかったこと。ほんとこれを知って、びっくり仰天。こんな偉業をやろうとしていたんだから、もっと大企業とかが応援してほしかったな。
エベレストのとこは、、何度も号泣。。。
この小説のエベレストの部分は近所の丘で読んでたんだけど、、もうなんだか何度も号泣。小説を通して当時の淳子さんとかみんなの気持ちスピリットが伝わってきたのかも。
ハイライトした部分
体育が苦手で跳び箱は飛べず、鉄棒で逆上がりができなかった
実は、私もそうなのだ!これは小説なので、事実かどうかはわからないけど、ほんとうれしかった!
そうすればするほど空回り・寮でも大学でもいつも周りに誰かいて自分の時間を持つことができなかった
これは、田舎からでてきて大学になじめない時のこと。私はたぶんこの小説の淳子ほどではなかったけど、なんだか学校生活は好きではなかった。特に仲良しグループとか、団体行動が苦しかったのだ。ここの淳子さんも同じでうれしかったし、何人もの人と同じ部屋で暮らすなんて、、私には絶対に耐えられないのだ。
淳子はほとんど毎週、山に出かけるようになった。ひとりで計画を立て、ひとりで登る
これは淳子が山岳会に入る前のこと。実は、私も日本で働いていることは、毎週末山に行っていた。ほんと楽しかったというか、行かなくてはいられなかったというのが正解。 私は一人の時もあったし、幸い山仲間もいたので、その人たちと行く時もあったなあ。
同行者がいるとやはり気をつかってしまう。
これは、ほんと。長期間の山旅は、気を遣う人とは無理だなあ。私が一人旅とかが好きな理由はほんとこれ。
山から帰ってくる度に、新たなエネルギーが身体に満ちていくようだった。
ほんと、まさにそう!新たなエネルギーで体が満たされて、顔が変わるのだ!
山はふたつの顔を持っている。人に生きる喜びを与える優しさと、容赦なく命を奪ってゆく冷酷さ
ほんとそうだよね。
「夢は叶えるためにある。行けよヒマラヤに」 淳子の夫の言葉
こういうこと言ってくれるだんなさま素敵すぎ❤
「登れるって信じなければ登れない。気持ちが負けたらおしまいよ」 マリエの心情 まさに、これほんと。
「俺は山に生かされてきた。」淳子の夫の言葉
いや、、、私もそうなんだよね。山があったから、幸せに生きてこれた。彼らとはレベルが違いすぎるけど。
「無駄になんかならないさ。海外遠征の積むことで次の遠征につながる。 せっかくのチャンスなんだから行ってこいよ。後のことは何とかなる。」
「言い間違えた。何とかなるじゃない、何とかするんだ」
もう、、ここら辺の会話でうるうる。そう!失敗とか無駄とかは絶対にない。あと自分で選んだ選択肢を絶対に正解にする。そして何とかする!
「山は足で登るのではなくて、ここで登るんだからね」
百名山の深田久弥の言葉。こことは胸のこと。 いや、ほんとほんとその通り!
「何より、目指すものがあるって人を強くするんだって痛感しているの」麗華の言葉
ほんと、目指す目標(私はホリデー&山がいい区切りに)があるって、人を強くして、幸せにして、いい人生を創り上げる。
確かにネパールの山は素晴らしかった。けれども日本の山々も負けてはいない。世界に誇れる美しさと豊かさに満ちている
本当!私もまさにそう思っている。
「隊が残る限り、我々は最後まで協力します」
エベレスト登山のサーダーシェルパのアンツエリンの言葉。この遠征で、シェルパたちといい関係を築いたってことがこの言葉でわかる。
成功は体力と技術だけでは成し遂げられない。自然を味方につけてこそ結果をだせる
ほんと、自分ではどうにもならない自然が味方になってくれないとだめなのよね。
けれども、それも運命だと正之は潔く受けれている
足の指を凍傷で失ってしまった正之のこと。どんな運命も受け入れるのが次に進んでいい人生を送るステップなのかな。幸せな人は、起こったことを受け入れて、次に進んでいる。
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